ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版> (講談社文庫 こ 25-43)
ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版> (講談社文庫 こ 25-43) / 感想・レビュー
absinthe
怪しげな自己啓発セミナーの教祖に取り込まれていく被害者たち。今回は山吹さん大活躍。あの教祖のカリスマと狂気をもう少し深く表現してほしかった。最後の場面の会話もちょっぴり滑ってしまった。今野さんに深みを求めるのは筋違いだけど、それでもセミナーの怪しさはよく表現されていたし、エンタメとして普通に面白かった。続きも読むだろう。
2020/07/10
麦ちゃんの下僕
オーディオブック+文庫本。「ST」シリーズ第2弾は、連続毒殺事件&女子アナ&自己啓発セミナー!?…このシリーズは、STメンバー5人のユニークなキャラクターが最大の魅力ですよね!今回は、薬物の専門家で“禅僧”でもある山吹がメインで活躍するのが面白かったです(笑) 一方、STの“キャップ”百合根にはイライラ…小梛治宣さんの解説では、このシリーズは百合根の“成長譚”でもあるそうですが…それにしても青臭すぎませんか?若いとはいえキャリアの警部ですよ?もたつく捜査にもイライラさせられますが…読後感は抜群です!(笑)
2022/06/20
ゆみきーにゃ
シリーズ二作目!本当読みやすくて相変わらずサクサク進む。最後はあっけなく終わった気もするけど、みんな個性的で一人一人見所があるので次作も楽しみ。
2021/08/29
ノンケ女医長
引き込まれる警察小説と思えることはとても少なかった。今回の科学特捜班には、稀有な才能を持つ班員が数多く在籍している。でも事件の展開がどことなく不自然で、特捜班の活躍も十分に描き切れていないように思う。次第に自己啓発セミナーの勧誘へと展開していき、犯人像は簡単に想像がついてしまう。取り上げられた毒成分も突拍子がない感じ。服薬後の対処 (336頁) は、どう考えても禁忌。手に汗握る読み応えを期待したが、それは充足されなかった。このうえなく、残念に感じられた。
2022/12/18
やっちゃん
昔の作品だけあって少し古さを感じるがその古さがおじさんには懐かしい。個性派軍団をまとめ上げに悩む中間管理職の百合根君がいい。「味方が欲しかったら戦うことだ。戦わない者は敵もできないが味方もできない」
2023/06/27
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