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闇の喇叭 (講談社文庫 あ 58-18)

闇の喇叭 (講談社文庫 あ 58-18)

闇の喇叭 (講談社文庫 あ 58-18)

作家
有栖川有栖
出版社
講談社
発売日
2014-07-15
ISBN
9784062778787
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闇の喇叭 (講談社文庫 あ 58-18) / 感想・レビュー

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Yobata

「論理爆弾」を読むのにノベルス版既読済みで文庫版再読。空閑純シリーズ第1弾。探偵行為が禁止された世界での探偵物語。1巻は純が探偵の道を決意する事件の話で、まだ景以子やガンジスとの同級生との青春,友情部分もあったね。でもこれから背負うことになる禁止された「探偵」になるという意味が、同じ探偵であり、消えた母,捕まってしまった父と共に大きく純を問い続けるんだろうね。1巻は史実を交えた世界設定の説明が多かったので、ミステリ部分はサラッと出たようだけど、性別,アリバイトリックとトリックはさすが。次は真夜中の探偵。

2015/11/26

rio

探偵行為が禁止された日本を舞台に、名探偵だった両親に育てられた女子高生が殺人事件に挑む空閑純シリーズ第1弾。パラレルワールドの日本では探偵行為や方言が禁止されたり、北海道が敵国だったりする独特な設定であり、生き難い世界観がリアルに表現されていました。そんな中で起きた殺人事件は誰もが怪しく見え、何気ない伏線が良かったです。はじまりの物語ということでミステリー色は薄めですが今後の展開が気になるシリーズです。

2014/08/01

きっしぃ

私的探偵行為が禁止された"もうひとつの日本"でのストーリー。北海道は、ソ連の支配下にあるというとで、道民としてはもやっとする(笑)有栖川有栖が学生アリス、作家アリス以外もシリーズ出してたなんて知らなかった。田舎町で起こる殺人事件で容疑者とされた友人の母の容疑を晴らすために奔走する空閑純だったけど、ラストはほろ苦い。失踪中の母のことも気になるし、このままでは終われない。続きも読んでいかないと。

2018/02/14

Yuna Ioki☆

885-88-6 シリーズ0のどうやって探偵ソラが出来上がったのか的なストーリー。ソラと友人たちはこれからも交わることがあるのだろうか?

2015/03/05

はなん

時代背景や思想を描く場面には何度も息が詰まり挫折しそうになりながら、それでもやめられない強い魅力のある物語だった。探偵小説でも架空の、どこかにある日本の歴史小説でも通りそう。非常に生き難い国で戦う少女の物語?あ、とすると成長物語でもあるのか。あとがきで先生が書かれてるとおり、かな。私はとにかくこの先ソラがどんな生き方をしていくのか?その過程が知りたくてたまらない。ある意味とても苦手で、そして最大に魅力的なお話でした。今までにない有栖川作品と言っていいかな。初出が〈ミステリーYA!〉というのも驚きました。

2014/07/29

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