頭蓋骨の中の楽園(下) (講談社文庫 う 47-8)
頭蓋骨の中の楽園(下) (講談社文庫 う 47-8) / 感想・レビュー
W-G
割と好き。笑わない名探偵いわく「これは俺の事件だ!キリッ!」らしいが、実際のところは「あ、やっべ、コレ絶対俺の知り合い犯人だわー。もう手口がモロだもん。気まずいわー。ちょっと連れてくる!」的なお話しです。真相はなかなかにややこしいけれども、論理が破綻していないかを真面目に考えるだけ野暮。型にはまることを徹底的に拒否した異形の小説。ただ文章が前二作と比べても、妙に堅苦しくて誰も使わないような熟語を多用し、それが雰囲気づくりに役立っていない残念な面も。穂波妹がずっと「嫌ぁ」と叫んでいるのがややうっとうしい。
2018/08/06
きっしぃ
どんどん増えるよ、首なし死体。下巻の最初から、まさかの登場人物の関係性が示されてビックリ!事件は、安藤直樹の頭の中で組み立てられ、わたしも穂波君もぽっかーんとなります(笑)後半の怒濤の解決編。まさか、彼と彼女がああでこうで…もうついていけません!そして、まさかの犯人!シリーズ続けて読んできて正解です!とりあえず、"情報に禁欲になれ"と、"どんな人間でも音楽とセックスは楽しめる"っていうのが、名言だと思った(笑)
2020/01/20
Junichi Yamaguchi
『教育は実験と同義だ』… 記憶の果ては、ある種の始まりか。 辛い描写が多々あるのには少し参ったが、随所に見える浦賀色に気づけば染まっていた。 このシリーズは終わりなのだろうか? 他作品で描かれる彼では無く、主となる位置にいる彼とまた会いたい。。
2020/01/10
ヒロユキ
もう色々とぶっ飛んでいる。シリーズの一作目、二作目も大概メチャクチャだったけど今作でひとつのストーリーとして繋がってしまったんだからすごい。
2014/10/20
Alice
繋がってきたね〜。で?これはまだ続くのか?安藤君変わったね。
2021/03/31
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