働き方は「自分」で決める (講談社文庫 ふ 79-1)
働き方は「自分」で決める (講談社文庫 ふ 79-1) / 感想・レビュー
香菜子(かなこ・Kanako)
働き方は「自分」で決める。古市憲寿先生の著書。会社に雇われて会社員として働くことが全てではない。常識、非常識の既成概念にとらわれずにもっと自由な発想で働くことについて考えるきっかけをもらえる良書です。もちろん誰もが古市憲寿先生のような才覚を持っているわけではないから、古市憲寿先生のような働き方を真似できるわけではないかもしれないけれど、改めて働く意味を考えること自体に価値があると思います。
2018/11/11
チャー
若手起業家の働き方を著者の視点で綴った本。社会の様々な視点から起業を分析している。起業しようという目的ありきで動くのではなく、今やっていることを追求した結果起業したケースが多いというのはなるほどと納得。一人で事業を起こす人は、その時点でやりたいこととやっていることを大量に抱えている。また、格差が広がっているという指摘は多く見かけるが、それは自由が広がっている結果と捉える指摘はなるほどと思う。過去より今は技術が進歩しできることは圧倒的に増えている。ルールが変わり、ものさしも変わっているのではないかと感じた。
2021/08/15
爽夏@新潮100冊*中四国
『若い起業家たち』をベースに最後はこれからの日本にまで話を広げながら、『働き方』についての話がすすんでゆく。会社・家族といった安定していた枠組みが崩れてゆき先行きが見えない中で『働き方』『生き方』を模索する人が増えている。巷に溢れるハウトゥー本や自己啓発本も、それを象徴している。たぶんわたしもその一人で、抜け出したくなりながら迷いながら、ここまで来た。『正しさ』も『幸せ』もバラバラ。だからこそ、自分が胸を張って誇れる『何か』があればいいのかなぁ。自分探し=何か探し、なのかも。
2014/12/13
ず〜みん
「僕たちの前途」の改題、中身も大分変わったもの、だそう。「今時の若者」代表としてメディアに君臨する、私と同い年の社会学者、古市憲寿氏。ヒョロッとした瘦せ型、整った醤油顔、発言は「3Y=欲、夢、やる気」ない…未だに現役を名乗る中高年にとってはステレオタイプの若者なのだろう。そんな彼がどうして自分はギラギラしてないのかを社会学者的に時に主観的に見た仕事と若者について書かれた本。あらゆるベーシックなものが最低限は手に入る時代、欲しいもののアイコンは金ではなくなった。その価値観が若者と中高年を分かつのだろうな。
2016/03/05
白くま
この本で紹介されてる若者は、好きなことを追及していたら起業することになった というケースだ。何がやりたいのか、何が得意なのか、それに早く気付けたひとたちなのだ。それがまだ見つからない者は、会社に雇われて働くしかない。大半の人がそうだろう。自分の強みって何だろう、自分の好きなことって何だろう?はたしてそれは、仕事になりうるのだろうか?
2014/11/17
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