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ぬけまいる (講談社文庫 あ 119-4)

ぬけまいる (講談社文庫 あ 119-4)

ぬけまいる (講談社文庫 あ 119-4)

作家
朝井まかて
出版社
講談社
発売日
2014-12-12
ISBN
9784062779852
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ぬけまいる (講談社文庫 あ 119-4) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

コロナ禍で出歩きが制限されている今、お薦めしたい作品!面白い!恥ずかしながら著者初読です。時代は江戸、日常に憤懣やる方ない幼なじみのアラサー女子3人がぬけまいる物語。抜け参りとは、一念発起して伊勢神宮へと『抜け』てお『参り』する事。当然様々な厄介を伴う!騙されて金は無くすし、金を稼がねばと知恵も出し、人情を発揮すれば困難を呼ぶし。『情けは人の為ならず』3人の個性が小気味良く、旅をてんやわんやに盛り上げる!スカッとするし、時代物とは思えぬほど読みやすい!男勝りの度胸と気っ風、やっぱり女性はカッコいい‼️🙇

2020/05/18

小梅

猪鹿蝶、幼馴染みの3人が其々の悩みを抱えて抜け参りを決行。旅の途中での出会いや事件にドキドキしたりホロリとしたり。ドラマを先に観てしまいましたが、どちらも良かったです。

2019/01/17

酔拳

三十路に近くなった、幼馴染3人の女性が、日頃のふっぷんを晴らすべく、ある日思い立ち、伊勢参りに旅立つ話です。この頃の江戸時代では、伊勢参りが流行していたらしいです。道中では、いろいろな人に出会い、問題にまきこまれるのですが、3人で力をあわせて解決していく姿が清々しく、世知辛い世の中でも、力をあわせることで、問題を乗り越えることができることを教えてくれ、前向きな気持ちにさせてくれます。江戸時代の頃は、女性は自由に生きれなかったけど、その女性達を逆に生き生きと描いています。時代小説がさらに好きになりました。

2018/12/01

hiro

まかてさんの本5冊目。『すかたん』を読み、他のまかてさんの作品を続けて読もうと、この本のあらすじを読み、おもしろそうな設定にひかれて読むことにした。アラサー同じ年の幼馴染み猪野蝶の女性3人組は、それぞれ悩みを抱えて江戸で暮らしていたが、急に家族の了解なしに江戸を発って伊勢参り(抜け詣り)に出かける。この3人組の江戸から伊勢までの道中は、恋あり、ピンチあり、仕返しに人助けもあって、もちろん波乱万丈だ。それも、3人の友情、特技で乗り切っていくところが、読んで爽快になることは請け合いだ。

2015/12/29

のり

一膳飯屋の娘「お以乃」小間物屋女主人の「お蝶」武家に嫁いだ「お志花」。馬喰町の猪鹿蝶と呼ばれた跳ね返りな三人の幼なじみが、日々の生活で悩みを抱え、お伊勢詣り(抜け詣り)に…道行く中で出会う素敵な人達。団子屋の老夫婦、正ちゃん、伊作、人生経験豊富な2組の夫婦や修作。困難も多々あったが、三人の役割が適材適所で笑いにかえていく。更に長五郎の正体がまさかの清水の○○○だったとは驚き。無事に江戸に帰り着いたら人生観が大いに変わるだろう…

2017/08/13

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