こころ・と・からだ (五木寛之こころの新書 3)
こころ・と・からだ (五木寛之こころの新書 3) / 感想・レビュー
シフ子
初版本を15年前にもらい TVで79歳になった著者が混沌を生きる日本人へエールを送るのを拝見し再読。末梢の手足をさすることは地方都市に活気を取り戻すのと同意とする等 微視と巨視の視点を常に持ち「自分即世界」の仏教観を説く。夜型生活 洗髪年4回 病院に行かない等 常識に囚われず徹底的に自立。合理主義と資本主義が分かちがたく結ばれた現代で洗浄野菜の様に清潔にしすぎる私達が大事な物迄こそげ落とす様に 社会の汚く危ない物を排除しすぎて人間の生命力が衰えていると指摘。20代ではわからなかった真髄が沁みる四十路かな。
2011/10/15
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