今日も猫背で考え中 (講談社+アルファ文庫 A 158-1)
今日も猫背で考え中 (講談社+アルファ文庫 A 158-1) / 感想・レビュー
小説を最初に書いた人にありがとう
爆笑問題、好き嫌いがくっきりと分かれそうな漫才コンビ。嫌いと言う人の理由はきっと太田光が苦手なんだろう。この癖の塊、昔から好きだ。ベテランになった今でも漫才のネタを作り舞台に立ち続けているストイックさがかっこいい。芸人にプライドを持ち、周りの芸人のことが大好きな発言が多いところも人間臭くていい。そんな太田光の思いが詰まったエッセイはこれもまた好き嫌いがわかれるんだろうな。私は面白かった。ただ、小説は理解できそうになく未だ読めていない。
2016/04/17
馨
テレビで見る太田さんと同じ印象の面も全く覆された面もありました。本や映画、落語等色々なものを沢山読んだり見たりされていてその知識の深さにも驚きましたどのテーマについてもしっかりとした意見を持たれており、殊に仕事に対しては好きなことの延長と言いながらも視聴率を気にしたり観客のウケを気にしたりプロだと思います。ちょいちょい出てくる相方田中さんのエピソードは笑えます。田中さんも結構な変わり者みたいですが何だかんだ言って似合いの二人なのだなと思います。
2018/01/11
Hammer.w
「しごとのはなし」読んでから面白かったので、買ってみたら改題、再編集したものでしたwでも何度でも読めますし、その日の姿勢につながる程です。爆笑問題カーボーイ読んでる感じです!オススメです♫
2017/03/10
緋莢
バラエティ番組にも漫才にもプロ意識は低く。それよりも考えているのは、いかに飽きないかという事、同じ事務所の芸人がかかった病気で思った「無知死」という言葉、ミューズ=芸術の神が降りてきたと自ら言った立川談志の「芝浜」、それを見て思った事・・・仕事や人生、相方・田中裕二や小説についてなど、35のテーマについて、思いつくままに、いつもより少しだけまじめに考え語ったエッセイ。
2017/06/11
makimakimasa
単行本『しごとのはなし』の文庫化改題。前に読んだ『三三七拍子』の様な静謐な文体を想像していたが、こちらは一人称「俺」の口語調で、(笑)や(苦笑)が頻出、内容もそんなに面白く感じなかった。ピュアと偽善の話や、日本とアメリカの演技力と言葉数への考察とか、リアリティある嘘を「事実から遠ざかったとしても、真実には近づける場合がある」とか、所々共感する点もあったが、全体的にそんなに深い事は言ってない様な。言ってたとしても、それに気付かないくらい話が飛んで、まとまりが無い。編集部のテーマの出し方がつまらないのかも。
2021/04/26
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