三人の二代目 上 上杉、毛利と宇喜多 (講談社+アルファ文庫 E 60-1)
三人の二代目 上 上杉、毛利と宇喜多 (講談社+アルファ文庫 E 60-1) / 感想・レビュー
スミノフ
構成が面白い小説です。同じ時間の越後・備前・安芸を、どこでもドアで行ったり来たりしているような感覚です。 私も家業の三代目なのでよくわかりますが、医大な先代が残したシステムは、成功体験があるだけに変えにくいもの。それが足枷となり身悶える姿(特に、毛利輝元)に、共感しきりでした。
2021/05/10
タカボー
三人の二代目戦国大名、上杉景勝、毛利輝元、宇喜多秀家。これらを主役で読める本はまず無いし、それを主人公にするのが堺屋太一さんらしい。一つひとつの話が丁寧で、背景とか繋がりとか知識の隙間を埋めてくれる感じが心地よい。3つの視点で平行して話が進行していく。上巻は宇喜多の話がインパクト強い。小西行長の活躍が出色。それから宇喜多直家夫人お福のクレバーぶり。出来すぎて逆に怖いわ。嫌われたら軽く消されそう。
2021/01/24
Mark X Japan
タイトルに惹かれました。3人とも偉大なる創業者の後継としての苦難の道のりを歩んでいます。上杉と毛利は同じような過酷な境遇で、宇喜多は順風満帆です。一寸先は闇の時代なので、多くの荒波をどのように乗り越えていくのでしょうか。☆:4・5
2017/10/29
yuya
上杉景勝、宇喜多秀家、毛利輝元の3人の2代目の物語。2代目は初代の功績を守りながら、それを発展させていくべきプレッシャーがあり、かつ上手くいったとしても初代のおかげと言われ、2代目は色々と難しいですね。下巻はどんな感じで物語が展開していくのか、終わりを迎えるのか楽しみです。
2017/12/29
えっちゃん
本日、上巻を読み終えました。信長、秀吉、毛利が登場する戦国時代。歴史的には、既知の事実ですが、そこに、二代目がどのように描かれているのか興味がありましたが、人の名前があまりにも多くて、ついていけませんでした。下巻はしばらくお預けにして別の本を読みます。
2017/11/12
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