しろばんば (21世紀版・少年少女日本文学館16)
しろばんば (21世紀版・少年少女日本文学館16) / 感想・レビュー
おはなし会 芽ぶっく
井上靖さんお自伝的小説。大正のはじめ、洪作少年はおぬいばあさんと暮らしています。豊かな自然と濃密な人間関係(おぬいばあさんとは血縁関係ではない)の中元気に暮らしていますが、洪作の周りにさまざまな小さな事件が起こります…。
2020/01/11
訪問者
初めての井上康である。ともあれこの少年少女日本文学館は総ルビに加えて、必要な語句には詳しい解説やイラストが付いており極めて分かりやすい。大正時代初期の今を失われた日本の風景が描かれており、極めて興味深く読み進めることが出来た。
2022/02/14
たつや
井上靖の不朽の名作。忘れかけた日本の故郷を思い出してくれる。田舎の良き面、悪い面多々あれど、ユーチューブで廃村巡り等を見ると、物悲しくなる。もうこういう別世界に行くことは出来ないのだろうか?
2024/07/03
きいろいとり部長
私もおばあちゃん子で幼児の頃から母より祖母が好きだったので読んでて記憶の中から思い出が溢れて来た。さき子に洪ちゃんの成績が2位になったのはおぬいばあちゃんのせいと怒られてシュンとするも 遠出のとき電車の中で駅や川の名前を洪作に書き記させ地理の勉強をさせてるのは おぬいばあちゃんながらの知恵と愛。「何も薬じゃ。腹が立っても口惜しゅうないという修練じゃがな」と洪作に言ったおぬいばあちゃん。私も子供の頃 祖母に「負けるがかちだ」など場面場面で教えられたの💓社会人になった今も役立ったりしてる😎洪ちゃ🎶
2020/10/21
一彩
洪ちゃは思慮深い。
2023/12/01
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