母六夜・おじさんの話 (21世紀版・少年少女日本文学館17)
母六夜・おじさんの話 (21世紀版・少年少女日本文学館17) / 感想・レビュー
たつや
大正、昭和初期の作品は品がある。言葉が美しい。街や文化の描写が、読んでいてワクワクします。考えれば、日本語も随分かわりましたね。この時代の文章は風光明媚です。背筋が伸び、気付けば日本茶を飲みつつ、お煎餅を食べていました。当時の読者も食べていたかな?と想いを馳せる。
2024/06/20
訪問者
この巻もすべての話が初読。大岡昇平「焚火」を除いて、すべて戦前の話。失われた風景がそこにはあるのだが、一方で昔の日本は本当に貧しかったのだと思い知らされる。この豊かな日本がいつまでも続いて行けば良いのだが。
2022/03/22
たつや
5人の短篇を集めたアンソロジー。児童書ですが、古い時代の小説は味がある。初読みの作家ばかりなので、開拓出来た気分。梅崎春生が好みでした。
2021/11/27
がんぞ
大岡昇平の書く母の話は理智的すぎて気持ち悪い。まるで事実婚時代のフランスだ。
2012/05/12
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