サアカスの馬・童謡 (21世紀版・少年少女日本文学館18)
サアカスの馬・童謡 (21世紀版・少年少女日本文学館18) / 感想・レビュー
tomi
少年を主人公にした作品を中心に安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作、阿川弘之、小川国夫、北杜夫の8篇を収録。安岡章太郎「宿題」は今で言う不登校気味の少年の話。転校先の学校の勉強についていけず、気力もなく孤立する少年。ラストは皮肉めいているが、この気持ちはよくわかる。北杜夫「天井裏の子供たち」は子供たちの秘密基地遊びや忍者ごっこから犯罪行為へと逸脱してゆく物語。集団に入ったばかりの弱虫な男の子の視点で、子供の大人への憧れや残酷さが瑞々しく描かれている。⇒
2023/03/09
Tadashi_N
作家それぞれの少年時代を描いている感じ。安岡さんと似た場所で私も過ごしていた。
2020/11/28
michel
なんとなく授業でやった記憶はあったが、今読んでみると、とても印象深い作品だ。構成が素晴らしい。諦観や無力感から、生きることへの興奮に終わる、という流麗な構成。感情の移行する様を描写することなく、ラストの主人公の拍手で結ぶ。短い作品ながら、急展開で読者を導く。他、吉行淳之介、遠藤周作、阿川弘之、小川国男、北杜夫。
2022/01/25
たつや
もしかしたら、教科書で一度は読んでいるかもしれない作品。古い作品だけに文章が濃密な気がする。短い作品が故に削って練って、無駄が少ない。名作揃い。児童書コーナーにある古い作品と言ってバカに出来ない。面白かったです。
2024/05/18
訪問者
収録作品すべてが初読であったが、この巻の作品にはちょっと奇妙なものが多かった。
2022/03/23
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