古今著聞集 ほか (21世紀版・少年少女古典文学館 第13巻)
古今著聞集 ほか (21世紀版・少年少女古典文学館 第13巻) / 感想・レビュー
takaC
結末が納得できない話も多かったけれど、鎌倉時代の説話集とはそんなものだろう。現代語で分かりやすく書き直されていてなかなか面白く読めた。
2014/01/24
kagetrasama-aoi(葵・橘)
『古今著聞集』『十訓抄』『沙石集』の三つの説話集からそれぞれ十九話、十五話、十三話を阿刀田高氏が子供向けにわかりやすく、現代文で翻案したものです。日本の説話のみならず、中国の説話も入っています。例えば『塞翁之馬』とか。子供の頃に読むと、きっとこれから小説を読むときより理解が深まることがあるのではないかしら。孫と一緒に読みたい一冊です。因みに私のお気に入りの説話の『大江山の歌』が入っていて嬉しいです。
2022/04/16
花林糖
(図書館本)『古今著聞集』20話、『十訓抄』15話、『沙石集』13話。3冊共楽しく読めたので個別に読みたくなりました。最後が首をかしげたくなるのもあるけれど、それは時代が違うから仕方がないか。(購入)
2017/06/26
とも
図書館本 読みやすいけれど 時間がかかった
2021/05/22
がんぞ
日本霊異記のような“仏教は尊い”といった話は少なく(阿刀田の好みか)善意が裏切られ、酷い目にあった、というようなイソップ寓話風が多い。子供には何のことかわからないかもしれないが、不倫密通、駆け落ちの話もある。十訓集には骰子博打を一度はしてみたいと女房に言うと五百文の元手を用意してくれて勝ち続けて五百貫にもなったのでそれを生活資に出家することにしたという殊勝な話も。後半の沙石集は一応仏教説話だが僧が酒を飲んだり、女に恋したり…奈良時代ならともかく、貨幣経済が発達した室町時代にはニンゲンも狡くなってきたようだ
2015/09/06
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