おとぎ草子・山椒太夫 ほか (21世紀版・少年少女古典文学館 第16巻)
おとぎ草子・山椒太夫 ほか (21世紀版・少年少女古典文学館 第16巻) / 感想・レビュー
ヒラP@ehon.gohon
古文アレルギーだった私にとって、なんとも楽しい現代語訳です。 お伽草子と山椒太夫という、作品の違いもあるのでしょうが二人の作家の個性も感じた作品です。 清水義範さんは、パロディのようにお伽草子の話をかみ砕いて、おまけに尾ひれをつけて自在に操りました。 ねじめ正一さんは、原作の奥の奥までを情念的に語りました。 山椒太夫は、森鴎外によって、改作されてものが頭にあったので、基話の残酷さが強烈でした。
2022/01/20
pocco@灯れ松明の火
一寸法師・化け物草紙・鉢かつぎ・物ぐさ太郎・酒呑童子・しんとく丸 など。 さし絵:小松久子さん。上段に解説付きで、地域・歴史資料等々の説明あり。読みやすい。 今回は、一寸法師・酒呑童子・しんとく丸を中心に関西人の視点で読んだ。
2012/02/07
訪問者
山椒太夫は森鴎外のもので読んでいたが゜、原文に忠実なこちらでは細部の残酷さが際立つている。
2022/08/08
つん
子どものころに読んだ昔話が多く入れられていました。なかなかに、残酷な場面もあり、結構忠実に訳されているのかなぁ、と思います。 酒吞童子の話では、退治に出かけた頼光たちが、鬼たちから出された人肉を食べたりと、昔の人のヒーロー像って、そういうところは気にしないのかな・・・。 高校の授業で古典をやりましたが、文法の難しさに挫折したわたし。現代語訳されたものから、楽しく内容を読んで、古文に挑むやりかたもいいかもしれません。
2013/08/04
てらさか
児童文学だけど原本を忠実に翻訳してあるため、実は一寸法師が姫に濡れ衣を着せていたり、厨子王は山椒太夫に残酷な復讐をしたのが分かりました
2010/07/24
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