成功学キャラ教授 4000万円トクする話 (講談社BOX)
成功学キャラ教授 4000万円トクする話 (講談社BOX) / 感想・レビュー
T K
おもしろ小説としてゲーム感覚で勉強できた。「中今」「レミニセンス」「あなたがそれをしないことで人類が滅びるとしても、それができないか、どうか」という判断方法や「呼吸しているだけで成功者」という思考は参考になった。7講が非常に良い。
2015/02/05
ビスコ
成功方を描く、自己啓発本であり、小説でもある一冊。流水にしてはマトモ、という印象を受ける(偏見)。娯楽小説として楽しみながら、自己啓発の要素を学べる、という構成なので、非常にすんなり頭に入ってくる。実行できるかどうかは別として(泣)。そっちには詳しくないものの、なんでも、自己啓発本としての評価も結構高いそうで。 小説として見ると、「流水らしさ」をかなり小さくしたような規模(言葉遊びなどはあるし、山手線貸切など想像を越える大きさはあるけれど、それほどではない)の小説。JDC等比べると、圧倒的に読みやすい。
2014/07/30
村越操
形を変えた自己啓発書。世の中にあるお固い自己啓発本を柔らかく分かりやすく書いた本。読みやすく、とてもタメになりました。「あらゆる他者を無条件に肯定すること」これを実行するだけでも人生が変わると思います。
2012/11/27
AoiHinata
「ここまで来たんだもん。当然じゃん。山頂からの景色、最高なんだって!」。ファウスト掲載時は、第3講くらいで「卒業」しちゃったんだけど。「清涼院流水の小説作法」で、流水さんがベスト3にあげてたから、読んでみましたー。絶対成功法は「ほぇー」って感じだったんだけど。ラストがびっくりしたかもー。
2012/05/21
xxxkayuxxx
内容としては、自己啓発系の性向本でよく見かけるような感じで、キャラ教授による台詞主体で主人公の個性が殆ど無いのは、「キャラ教授」と「あなた」という対比も相まって一本道のTVゲームのようでもある。そのゲームみたいな展開が最後の10講目になって崩れてしまうのだが、それこそがこの本を成功本だけでなく小説としてももたせている。個人的に成功本のたぐいは嫌いなのだが、それはそれらの本にどうしてもある「胡散臭さ」のせいで、本書は「小説である」がゆえにギリギリその胡散臭さを方向転換することに成功している。
2012/09/29
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