化物語(下) (講談社BOX)
化物語(下) (講談社BOX) / 感想・レビュー
とら
『君の知らない物語』を思い出しました。星が降って来る様にも見える満天の星空を見上げながら、二人とも素直に自分を見せる。彼女は言う。可愛い後輩とぶっきらぼうなお父さん、それにこの星空。私が持っているのはこれで全部。「デートをします」こんな誘い方しか出来なかったけど、暴言も吐くけど、そんな彼女が全部好きだ。十数年積み重ねて来た家族の苦しさに、数ヶ月募らせた恋愛の切なさが匹敵するんだ。夏の大三角形ならぬ恋の三角形に負けた彼女も、自分で怪異、いや自分の弱さを克服していくことだろう。忍野さんに多大なる感謝を込めて。
2011/11/19
くろり - しろくろりちよ
<物語>シリーズ2冊目。※ネタバレ注意※上巻より先に下巻が手に入って、西尾維新は時系列あまり関係ないからまぁいいか…と読み進め。これ、下巻から読んだ方が面白い。下巻は蛇に巻かれた「なでこスネイク」、猫に魅せられた「つばさキャット」。今回は神原が「僕が自分の所為で諦められなかった他人を救うこと」を止める所とか、幽霊の八九寺に僕があまりにも普通に接してる所とか、戦場ヶ原の重たすぎる愛し方とか、全体的に愛に溢れる言葉遊びに笑い死にしそうになったりとか、素敵だったなぁ…。続編にも期待。
2012/01/17
そのぼん
下巻では主人公の妹の知り合いの千石撫子の話と、主人公のクラスの委員長・ブラック羽川こと羽川翼がメインで描かれていました。相変わらずキャラの濃さが面白かったです。
2013/01/18
のいじぃ
読了。6月中旬までの蛇の話、猫の話。人を呪わば穴二つ、撫子がメインのはずなのに駿河との会話が楽しいとはこれいかに。猫は猫で、個性を発揮してヒロインの総出演。忍を誘い出すための猫の知恵が切ない。漢字や言葉遊びの部分があるだけに、誤字や用途違いを確信できない自身の知識不足にも振り回され、なかなか読み進められないことも。個人的には映像を先に観ていて良かったかも知れない。後の話も多少は知っているだけに、忍野メメや大人組はこの頃から何かと動いていたのかと。作者からすると後付けなのだろうけれど、よく繋げていると思う。
2019/06/05
sk4
うむ。アララギと戦場ヶ原のデート。素晴らしいな。「私は貧乏なのよ」「これで全部よ。アララギくんにあげられるもの」うおぉぉ!ノックアウトじゃ。そして「キスをします」「違うわね。こうじゃないわ。キスを・・・キスをして・・・いただけませんか? キスをし・・・したらどうな・・・です・・・」さすがは萌えの大家、逆から読んでもNISIOISIN。男の生理がわかってるw
2012/07/16
感想・レビューをもっと見る