傷物語 (講談社BOX)
傷物語 (講談社BOX) / 感想・レビュー
とら
結局お互いに自己満足だったのだろう。人間は、救いを求める者は誰でも助けるし、吸血鬼は、死に場所を求めた。吸血鬼を命を懸けて助け、人間に戻る為に戦い、でもそれは死ぬ為の口実で、そんな彼女が許せなくて、今度は日和見主義者に救いを求め、従僕は主人の命に逆らった。とんだ茶番。この物語に何の意味があるのか。そんなことはわからない。ただ二人、いや一人と一匹にだけは少なくとも意味がある。ボロい屋根の上でした打ち上げ、一生忘れないし、一生背負う。映画化するにあたって描写しにくい所もあるけれどw是非映像でも堪能したいです。
2011/12/17
のいじぃ
読了。高2から高3にかけての春休みに起きた物語。出会いと鬼の物語。映像での魅せ方と小説での読ませ方の違いを楽しむことができる一冊。迷いの吸血鬼、それを狩らんとする者たち、首を突っ込んだ彼、彼女、バランスを取ろうとするアロハシャツ。それぞれの想いと思惑があって当然、現実もそうなのだけれど、ただ、阿良々木暦のわざとらしい思い込み視点と意外な選択肢は作者の意図的なものなのか、未熟さ故なのか判断に迷い、もやもやが残る。神原駿河の言葉を借りるならば「出会わなければお話にならない、物語にならない」それ故の言動なのか。
2019/07/02
くろり - しろくろりちよ
<物語>シリーズ二作目。※ネタバレ注意※阿良々木くんが吸血鬼に襲われちゃう春休みの「こよみヴァンプ」。忍ちゃん…鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、こういうキャラだったんだ!?話さない幼女のイメージしかなかったからびっくりです。命がけで助けられて命がけで報いようとして…うん、阿良々木くんが悪い。バトルシーンはすっ飛ばしてこれは、どうにもならなくなった吸血鬼もどきと人間もどきのそれでも足掻いて生きてくお話。あと羽川さんのパンツについて語り過ぎな件について。
2012/02/16
sk4
羽川の脱ぎたてパンツと羞恥プレイのくだり、要るか? ま、それが逆から読んでもnisioisinの趣味で書いてる小説なのでdisる筋合いでもないが、ガハラさんにそのコレクションを正直に言うべきだろ。 ガハラさんが可愛そう。 つーか、『化物』からずっと羽川がどうにも好きになれん。
2012/07/28
mt.gucti
劇場三部作にてアニメ化 ようやく日付が出てきました。いろいろ前後してはいましたが 終物語の後 ラストを飾るのがこの最初の話になろうとは(´・ω・`)何年かかったか分かりませんが、デザイン全面変更並みの改良されてて、最早べつものです。これは再再読ケテーイかなあ。
2015/10/05
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