傾物語 (講談社BOX)
傾物語 (講談社BOX) / 感想・レビュー
とら
ギリギリセーフ。アニメ版猫物語(白)が総集編とやらをやってくれたおかげで間に合った笑 ということでセカンドシーズン第二話。度肝を抜かれた。これもまた、猫物語(白)の羽川への語り部変更という新鮮さと同じくらいの衝撃度を与えてくれた。パラレルワールド。SF。そう、SFである。物語シリーズでSF。これ以上は何も言わない、事前情報無しがやっぱり一番面白いと自負しているので。だから先の物語のPVとか、アニメの予告とかも絶対に見ない主義を貫き通している!個人的には物語シリーズ全体を通して上位を争う程の面白さだった。
2013/08/11
くろり - しろくろりちよ
<物語>シリーズ五作目。収録は「まよいキョンシー」。夏休み終盤からなんとタイムトリップするお話。※ネタバレ注意※忍ちゃんのノリのよさにビックリだ…!ノリでタイムトリップしちゃって、八九寺が事故で死なない世界にして、帰ってきたら世界が滅んでたとか…「!?」なスピード展開。ああ…でもいいな、この傾国は。忍ちゃんが何を望んでいたか、すごく思い知らされる世界。いかに傾いていようとも、八九寺が生きていたら、が見られる世界。それがどんなに偏った考えだとしても、正しくはないけれどいい。人だった頃で、今も人なのだから。
2012/03/04
ぺぱごじら
それは翼の羽が白くなる物語が始まるほんの少し前のこと。「聞かせてくれよ八九寺、お前は一体何を…」真宵を巡る物語は、真宵を探して時空を迷う『成り損ない怪異』コンビの一大冒険譚。アニメ『まよいマイマイ』主題歌通りの迷いっぷりの果てに待っていたのは「世界と目の前の女の子」の二者択一。暴虐のメタ・ストームに、何重にも掛かった言葉の綾が絡み付く西尾維新の『修羅』世界(笑)で、男・阿良々木どう傾く?そして大事な一言『キメ顔は黒歴史』(笑)。
2011/01/05
645
羽川語り部の流れから予想した内容と違い意外な方向に展開した物語だった。ポルナレフ風に言えば「SFモノを読んでいたと思ったらいつの間にかゾンビモノになっていた」何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略という感じ(笑)八九寺の出番の少なさには肩すかしを食らったが、内容自体に不満は無い。もし、八九寺が怪異化していなかったら?…そんな一つの思いが生んだ壮大な暦と忍の冒険劇。死なず大人になった八九寺と世界を滅ぼしたキスショットに出会い二人はより絆を深める事となる。ラストは物悲しいが個人的には好きだな。面白かった。
2013/04/25
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
タイムスリップに世界滅亡って、どんなSF小説なんだよというツッコミはともかくとして、物語の主題だけど主役になれない八九寺の使い方に、西尾維新らしさ全開だなぁとか思ったり…メタ方向に台詞が滑りすぎというのはデフォルトなんですね。
2011/03/12
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