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ノワール・レヴナント (講談社BOX)

ノワール・レヴナント (講談社BOX)

ノワール・レヴナント (講談社BOX)

作家
浅倉秋成
N村 雄飛
出版社
講談社
発売日
2012-12-01
ISBN
9784062838207
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ノワール・レヴナント (講談社BOX) / 感想・レビュー

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うまる

奇妙な能力を持つ4人の高校生が一堂に会する時、全ての事が繋がっていく。 細部まで丁寧に作られていて面白い群像劇でした。4人の背景や心理描写がしっかりできていて、キャラの書き分けが見事です。各々の決断と選択により、それぞれの物語がどう終着するのかが見物で、エピローグまでじっくり楽しめました。真相は結構深い話で、あちら側の言い分もわかる所があるので、はたしてどちらが正しいのだろうと考える展開があったのが良かったと思う。デビュー作でこれだけの長い話を書く熱量と読ませる筆力があるなんて流石話題の作家さんですね。

2021/07/06

ソラ

S:装丁とタイトルが気に入って購入した作品。長い話だったけれども最後までまったく飽きることなく読み終えられたし、内容も大満足でした。ちょっと長めのエピローグ、特に大須賀の場合の流れが良かった。

2013/04/14

ひめありす@灯れ松明の火

612頁。とかく長いの一言に尽きる一冊。最初のプロローグが章題にもある通り、少し長いです。四人の高校生の四日間を一緒になって駆け抜けた感じ。二人の少女の過去と、二人の少年の未来。黒澤皐月という少女の生涯。この後の彼らの人生は、確かに変わっていく。そしてそうする事がきっと、因果の交差路でまた自然と四人を引き合わせるのでしょう。ノワール・レヴナント。凸凹があればあるほど強くなるけれど、同じ形がぴたりと合う事もまた非常に強くなる。まるで男女の在り方みたいだな、と少しだけ思いました。個人的には賭博の場面が好きです

2013/03/01

nana&qoo

『六人の嘘つきな大学生』がとても良かった浅倉さんのデビュー作。デビュー作だけあってそこはかとなく漂う厨二病臭。特殊な能力を持つ4人の高校生が共通の目的に導かれて行く青春小説。家族経営の中小企業ならともかく、大企業のイチ社長がそんなやりたい放題できるわけないでしょうとか、そもそもそこまで出来るなら4人の力は必要だったのか等疑問は多いものの面白かったです。ぴっちりと伏線が回収されて、清々しいエンディングでした。最初は苦手だったのんのキャラクターがとても可愛かったです。

2021/07/15

さこぽん

おもしろかったけど、とにかく長い。プロローグだけでも100ページもある。デビュー作なのに大長編ってある意味すごい。 ある能力を持つ少年少女4人が集められる。誰に?なんのために?それを解いていくのだが、おぞましい計画が明らかに。 最後にはみなお別れだけど、絶対いつか再会する! もしかすると「勝ち逃げは許さない」といっていたから続編がある? 弥生ちゃんが可愛くてしかたがない大須賀くんのパートが初々しくてよかった。

2021/06/05

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