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ミュージアム 公式ノベライズ (講談社文庫 ま 63-2)

ミュージアム 公式ノベライズ (講談社文庫 ま 63-2)

ミュージアム 公式ノベライズ (講談社文庫 ま 63-2)

作家
牧野修
巴亮介
出版社
講談社
発売日
2016-10-14
ISBN
9784062838962
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ミュージアム 公式ノベライズ (講談社文庫 ま 63-2) / 感想・レビュー

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Bugsy Malone

原作漫画も読んでいないし映画も観てないけれど、牧野さんということで読んでみました。グロいとしか言いようのない残虐な手口で《刑》を執行するカエルのマスクを被った冷静な《表現者》。彼を追う、妻子に見棄てられた仕事一筋の刑事。もっともっと残虐に、と犯人を煽る心が、ターゲットを助けてあげてと祈る心とせめぎ合う。まずい、まただ。取り込まれては...いけない。踏みとどまらなければ。

2018/02/18

ケンイチミズバ

凶悪犯に家族が拐われたら普通ではいられない。たとえ刑事でも。捜査から外されてじっとしていられる訳がない。復讐のための暴力は自分の中で正当化されてしまうだろう。という警察サスペンスものの定番ストーリーでしたが、自分を沢村に置き換えて、もし現実に銃があれば完全な殺意で撃つと思う。サイコな犯人による殺害方法がありきたりに猟奇的でラストもとても後味の悪い作品でした。あと、こういう描かれ方をすると、もし裁判員に選ばれたら辞退すると思うし警察官の家族であることの苦労や不安が当たり前に普通でチープな感じを受けた。

2016/10/17

J7(読メ低浮上中)

原作漫画は読了済み。原作では犯人・蛙男が猟奇的な殺人を繰り返すサスペンスホラーだったけど、その内面が曖昧でどこかモヤっとする読後感だったのに対し、小説版では蛙男の生い立ち、価値観が形成されるまでの経緯、更には被害者たちの背景も加わっていたので原作をいい塩梅に補足している。なにより牧野修さんの文章が『ミュージアム』という作品のテイストにベストマッチしている。小説版のオリジナルエンドは、もしかしたら原作者発案なのかもしれないけど、牧野さんの作風も出して纏め上げた見事な着地点だった。良質なノベライズ。

2018/03/27

Yu。

とても巧く仕上げてますね‥ 本作は原作漫画あっての、ですがその良さを損なわずかつ新たな魅力を引き出させた満足の一冊。。で原作との違いはと言いますと、 “死の形”を芸術と捉えるに至った蛙男の生い立ちや強い信念が細かく描かれているところ‥ 被害者それぞれのドラマが覗けるところ‥ そしてパンチの効いた着地によるゾワりな余韻。

2018/09/27

kumo

★★★★☆

2023/10/27

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