撫物語 (講談社BOX)
撫物語 (講談社BOX) / 感想・レビュー
starbro
西尾維新は、新作中心に読んでいる作家です。物語シリーズ3作目です。15歳の美少女、千石撫子七(五?)変化の巻です。ライト幼女性愛マニア向けの1冊でしょうか?ところで某繁華街でスクール水着キャバクラなるものを発見(私は足を踏み入れていませんし、今後も入店することはないと断言します)しました。このコンセプトで商売になるのでしょうか?こういう性癖の人が増殖しているのかなぁ!
2016/09/10
ひめありす@灯れ松明の火
撫子が撫子で撫子だyo!撫子と撫子と撫子でバトルロワイヤル。世は撫子戦国時代。千石撫子だけにね。戦場ヶ原なんか目じゃないサドンデスでデスパレードなタイトルマッチ。第一回撫子選手権。一番撫子に相応しい撫子は?スク水ブルマキャミ蛇頭バトルスーツはより取り見取り花盛りの撫子です。死なし、志なし、私なし、しなしの撫子。手の中には何もない。夢も希望も、恋心も。ううんこの手は何でも作れる。何も無かった事になんか出来ない。恋も囮も花も暦も。空っぽの手は何かを掴む為、君と手を繋ぐ為にあるんだよ。さあ、一緒に行こう。未来へ
2016/10/08
さばかん
撫子と斧乃木ちゃんのコンビでお送りする撫物語。 過去を振り返り、見つめ直し、向き合い、悔恨し、猛省し、総括し、開き直り、受け流し、思考して、上を見て、前を向いて、大人の階段をのぼる。
2018/04/30
ゼロ
千石撫子のための青春物語でした。撫子はシリーズを通しても、性格にブレがあり、可愛さを前面に押し出す嫌な奴でした。みんなが悪いんだ!とばかりに喚く撫子が、今回、親から夢を見ずに働け!と告げられます。漫画家になるんだと意気込み、式神を4体召喚する展開になる。式神は全て撫子であり、過去の撫子と向き合うことになりました。受動態であった彼女が能動的となり、終盤の全盛期の撫子に暦への想いを断ち切り、未来へと行く展開は心打たれた。一人の女の子が成長していく物語。シリーズを読み通してきたらこそわかる感動がここにあった。
2016/09/09
まりも
物語シリーズオフシーズンの撫子編。撫子が過去の自分たちと向き合う話。うむ、これはオフシーズンの中で一番面白かったです。過去の自分と向き合い、未来へ向かう為の第一歩を踏み出す。かつてはおどおどした少女で、一時期は蛇神だった撫子が過去と対峙し、乗り越えていく姿は感慨深いものがあり、彼女の強さを初めて感じれたような気がします。蛇足のオフシーズンの中で、ただの蛇足で終わらせない唯一の作品だったんじゃないでしょうか。これアニメ化されたらスゲェやろうな(笑)撫子のことか改めて好きになれて良かった。次巻も楽しみです。
2016/07/31
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