ひまわりのかっちゃん (講談社青い鳥文庫 211-8)
ひまわりのかっちゃん (講談社青い鳥文庫 211-8) / 感想・レビュー
あつひめ
かっちゃんは、心はとってもまっすぐで素直。学ぶというのは、ただご飯を食べるように教科書を見ていれば吸収されるのではなく、疑問に答えてもらうというピンポンのようなやり取りが必要なのかもしれないと改めて思った。昔の特別支援学級と現在のそれとでは行政のやり方も全く違うこともわかった。かっちゃんは、勉強のやり方がわからなかっただけ。そして、その事を解決してくれる先生と出会えたことで人生の扉が開いた。人との出会い、子供の頃に限らず、大人になっても運命の人が現れる。学ぶということを諦めたくはないと改めて感じた。
2014/11/26
ぶんこ
作者の 自伝でした。 「橋の下から拾われた子」というのは、子供の頃の定番なのでしょうか? 私も信じていた事があり、心が痛くなりました。 親や周囲の人のエコヒイキは、子供にとっては一大事なのですが、どの世代、時代にもある事ですね。 それを僻んでばかりいては、何も解決されない。 僻む気持ち、折れそうな心を導いてくれる 身近な人の存在が大事だなぁと痛感しました。 カッチャンには森田先生が現れてくれました。 後になって、自分だけが先生にとって特別な生徒だったと信じていた生徒が沢山いたという事に感動しました。
2015/04/24
千穂
養護学級にいたかっちゃんが5年に上がる時転校し、森田先生と出会う。そしてかっちゃんはドンドン変わった。出会いがこんなにもプラスに働くなんて〜感動だった。
2017/03/06
ムーミン
まさか涙を流すことになるとは。いい本に出会えました。新任の先生にプレゼントしよう。
2017/06/29
オリーブ
「窓際のトットちゃん」の校長先生やこの本の森田先生のような恩師に出会いが運によるものではなく全ての教師が生徒の本質を見極める目を持っていてほしい。勉強って本来は物事の不思議さを知る楽しさや不安を消し去ってくれることを教えてくれるものなのにいつの間にか人間の優劣を図る目安になっているんですね。それが子供に劣等感を抱かせ「勉強=苦痛」という図式になるんじゃなかな。<おわりに>でどの子も自分だけ特別に目をかけてくれていたと思っていたとあったので、それぞれの子供たちが森田先生から受け取った話も聞いてみたくなった
2015/11/29
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