獣の奏者(8) (講談社青い鳥文庫 273-8)
獣の奏者(8) (講談社青い鳥文庫 273-8) / 感想・レビュー
たぬ
☆4.5 なんという壮絶な最期なの。吸い込めば即死は免れない闘蛇の毒霧。こんなのが想定外に出てきたら絶望しかないよ。読んでいるだけでも総毛立つこと確実だよ。死んでほしくなかったし生き抜いてほしかったけど、どう転んでもエリンは死を選んだのではないかと思う。遺された夫と息子の精神の強さよ。これまでの物語が一気に寄せてきて終章の「エリンの木」は泣きそうになった。
2023/12/19
ひじり☆
切ない。やっぱり、家族と別れてしまうのは私には一番ありえないこと。でも、この悲劇を事前に知っても戦争は止められなかったんだろうな…。群れで生きる人間は、1人の英雄に救われるなんてことは早々ありえず、やはりみんなで納得しないと愚かな道も選んでしまうんだろうな…。だから、教育の小さな芽を育てる事が大切だと思う。
2024/04/27
カピりん
ついに完結😭ジェシがすごい大人になっていた
2023/08/06
haru
読み終えてしまいました。やはり、エリンは運命に逆らえなかった、、、。でも、後世に正しい知識を残す事は出来ました。彼女は幸せだったのでしょうか?人生には幾つもの岐路があり、選択していきますが、エリンの選択本当に立派だと思いました。あとがきに外伝の事が書いてあったので、落ち着いたら読んでみようと思います。
2013/06/21
yumiha
クライマックスのジェシの行動に驚き、感動し、ウルウルしてしまった。こうやってジェシは、エリンを受け継いでいくのだな。また、「これからもきっと戦は続いていくでしょう」「人は知れば考える。一人の人が死んでも、別の人が新たな道をさがしていく」「知らねば道は探せない。自分たちが、なぜこんな災いを引き起こしたのか、人という生き物は、どういうふうに愚かなのか、どんなことを考え、どうしてこう動いてしまうのか、そういうことを考えて考え抜いた果てにしか、ほんとうに意味ある道は、見えてこない」というエリンのジェシへの言葉には
2011/12/18
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