幕が上がる (講談社青い鳥文庫 309-1)
幕が上がる (講談社青い鳥文庫 309-1) / 感想・レビュー
にゃむこ@読メ13年生
昨春ももクロ主演で映画化された平田オリザ氏の原作を、映画ストーリーに沿って小中学生向けにノベライズ化したもの。観た映画のおさらいにはなったが、読者対象を小中学生に設定しているため、全体的にさらっとライトな感覚。演劇を演じる場面をすっとばしたり、登場人物の心情の掘り下げが浅かったり。やはり大人にはちょっと物足りなかったかな。年始の初読みに相応しい、爽やか青春ストーリーではあったけれども。そのうち原作読んで補完しよう。
2016/01/06
すがの
平田オリザ原作の小説を映画化した作品を、小中学生向けに講談社青い鳥文庫のレーベルがノベライズ(関係ないが、「講談社青い鳥文庫」と「白水社文庫クセジュ」は文庫本だと思ったら違うという仲間か)。原作ストーリーよりも映画ストーリーに近い。小中学生向けにノベライズしたという性格が強いからだろうが、細かな感情描写を排したような書き方。小学生や小説に読み慣れない中学生相手を除けば、オリザ氏の原作のほうを勧める(当然だが)。原作もう一回読もう。
2015/03/25
もくもく
amazonっていうのは、なんとも賢いシステムらしくて、先日原作版の「幕が上がる」(平田オリザ著)を購入したら、「こんな本はいかがです?」って本書を紹介してきました。 こちらの「幕が上がる」は映画化された脚本からのノベライズってことで、ストーリーはすっきり映画のままでした。映画よりも絵が無いぶん場面の描写が丁寧で、 さおり たちの心理もはっきり書かれていたりして、わかりやすいかもしれません。 実は『青い鳥文庫』って、けっこう面白そうな本がいろいろ並んでいて、掘り出し物もあるんですよ~。 (^o^)
2016/01/29
亮さん( ̄^ ̄)ゞ
高校の女子演劇部が舞台。主人公は高校3年生演劇部部長。受験勉強に追われているが他の3年の友人と共に全国大会を目指すことにする。地区大会、県大会で上位校に入らなければ全国に行けない。地区大会でも結果が残せなければそこで終わり。先生と友達、後輩や先輩とのやりとりよくかけてるな〜。だけど肝心の演劇のシーンが少ないのがちよっと不満かな。続編、改編があるなら見てみたいです。
2015/11/13
森健太郎
映画とも原作とも違う所が多く楽しめました。読みやすい反面、原作のきめ細やさがない分物足りなさを感じた部分はありました。
2015/03/23
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