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旅猫リポート (講談社青い鳥文庫 310-1)

旅猫リポート (講談社青い鳥文庫 310-1)

旅猫リポート (講談社青い鳥文庫 310-1)

作家
有川浩
村上勉
出版社
講談社
発売日
2015-03-13
ISBN
9784062854801
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旅猫リポート (講談社青い鳥文庫 310-1) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

初読・有川作品。おす猫ナナの飼い主になった悟の、少年期から始まる想い出が、各章それぞれのドラマとなって、あふれ落ちるよう。よくあることでも本人には切実で、悩みも苦しみもあるもの。旅の途上で出会う友人たちも、またそれぞれにドラマを抱える。なぜ旅に出たのか、途中でさりげなく書かれているが、はっきりわかったときは、「え、なんで……」と。その後はひたすら加速してレールに乗ったように読み終えた。

2018/10/31

しゅわ

【図書館】事情があって愛猫・ナナを手放さなくてはならなくなったというサトルは引き取り手をさがすため旅に出る。サトルとナナが出会う、なつかしい人々と美しい風景、そして旅の終着点とは!?という物語。単行本で何度も読んでいるので物語としては再読になりますが、コロボックルシリーズで育った身としては、“青い鳥文庫”というだけでテンションが上がりますね♪ ふりがなが増えた程度で文章はあまり手が加えられてないの…かな? 有川さんの文体がこの児童書の装丁で違和感なかった事に驚きました。とても切ないけど、あたたかい一冊です

2015/06/01

ユザキ部長

再読になるのかな?子どもへのプレゼント本。子どもは読めたらしく「読んで」と。けっこう嬉しい。

2016/07/04

hirune

これは超A級に危険な本でした☆絶対外では読めない。。最後の旅の章からは涙がボロボロ状態なのだから。悟はどうしてこんなに幸薄いのか?と、思ってしまっていたけど、人生の長い短いは関係なく彼は幸せに生きたと思えるラストでした。彼に関わった全ての人たち、お父さんお母さん、叔母さんのノリコ、友達のコースケ、ヨシミネ、スギ、チカコ、そして最愛の猫ハチとナナにとって天からのギフトのような人だったんだな。そして虹の橋でナナと笑って再会できたのでしょうね。

2016/05/12

まろんぱぱ♪ 

読友さん達の警告あったのに、人前で号泣してました。最初、いなくなるのはナナだとばっかり思ってましたが「あの飼い主からは、もう長くない臭いがしている」の台詞あたりから、雰囲気が変わってきて。最後のホスピスの話、堪えられませんでした。ボロボロ泣きながら読んでました。何度となく目の当たりにしている「別れ」、残された者の哀しみと後悔。何故、ああしてしまったのか、こうしておけば、人間とはなんと愚かなで愛しい生き物か。ナナは言います、悲しいことじゃないんだ。ナナと悟、いつか地平線の向こうで再会していて欲しい。

2015/09/25

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