エトワール! 3 眠れる森のバレリーナ (講談社青い鳥文庫 317-3)
エトワール! 3 眠れる森のバレリーナ (講談社青い鳥文庫 317-3) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
めいちゃん初めてのコンクール編。前回で南ちゃんが一時離脱して、代わりに妹のジュンが加入。そして、初めて数か月でコンクールへ。これはめいちゃんならずとももやもやしてしまいます。それでも前向きにジュンの事を見守り導くめいちゃんはやっぱりとても良い子でした。もう一人のコンクール参加者梨央。梨央はきっと「海と真珠」の里佳子の、そして梅田さんの分身なんだ。白雪姫のリス役で発表会デビュー、フロリナのコンクールデビュー、そして今回のローズと重なる部分がいっぱい。彼女はこれからどんなバレリーナになるのかな。勿論他の子達も
2018/06/10
みずいろ
はじめてコンクールに挑戦する姉・めいと、姉に憧れてバレエを始める妹・ジュン。どんどん上達する妹に、めいが複雑な気持ちを抱いてしまうのがリアルだった。でもその暗い気持ちを決して否定しないところに、大半が小学生であろう読者に寄り添う姿勢を感じた。めいが「バレエは人と競いあうものではなく、終わりのない自分との闘い」なのだと気づき、コンクールでも成功するという流れがとても感動的。孤独な闘いに励む人は感動を与える。ピンと背筋を伸ばしてレッスンに通うバレリーナ達のバッグには、きっとこの本が入っているのだろう。
2020/09/07
麗月
めいのコンクール初出場、妹ジュンがバレエをはじめてハラハラしながらコンクールに出場。同じ年の友人でありながらコンクールで踊るバリエーションの格の違いに悩んだり。ごく普通の家庭でバレエを続けるめいの生活ぶりも伺いしれる。
道錬
それぞれの違いを端的な言葉で表しており、上達のポイントに挑む主人公の様子がよく分かる。
2019/08/19
みらい
【横浜市立図書館】近しい人だからこそ自分と比べたり、憧れたり、嫉妬したり、経験したことある感情で胸が痛くなった。コンクールを終えて、素敵なエトワールに一歩近づいたと思うと楽しみだね!
2023/10/25
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