大学論──いかに教え、いかに学ぶか (講談社現代新書) (講談社現代新書 2043)
大学論──いかに教え、いかに学ぶか (講談社現代新書) (講談社現代新書 2043) / 感想・レビュー
佐島楓
学ぶことの意味を考えさせられ、共感できる一冊だった。
2016/07/23
ぐうぐう
いつもの大塚の、天邪鬼な視点からの皮肉たっぷりな大学観なのかと思いきや、なんと本書はとても熱い。大塚と、彼の講義を受ける学生達との交流を中心に語られている『大学論』は、単純に大学のあり方を一般論として主張するのではない。自身の体験をもとに、ときにセンチメンタルにもなりながら、大塚は大学を、そして学生を肯定する。そこには、夢に向かってひたむきにがむしゃらに突き進もうとする学生達の、まったく捨てたもんじゃない姿がある。そのことに、読んでいるこちらも救われた気分になる。(つづく)
2010/05/13
空崎紅茶美術館
この著者の本は『サイコ』しか読んでいない。このエッセイは面白かった。その分野を学ぶ上での頭の良し悪しは偏差値とか点数とかでは測れない。「まんがを教える大学」から、その学校生活を通して、教えるということ、作る(表現する)ということ、ひいては一人で学び生きていくことについて。技術ではなく、方法。「誰でも書ける」、書き言葉が増えた。では、その書き方は? 流動的に物事が進んでしまう今、大切なことは、対象がどのようなものであったとしても通じる「方法」にある。
2011/04/19
魚京童!
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2014/01/14
おらひらお
2010年初版。内容は大学で教鞭を執るようになった著者と学生のかかわりを自分の学生時代と重ね合わせたエッセイ的な本。タイトルと内容が異なりますが、まあ、さらりと読める本です。やはり自学の大切さを指摘しています。
2012/11/01
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