城を攻める 城を守る (講談社現代新書)
城を攻める 城を守る (講談社現代新書) / 感想・レビュー
mitei
日本史にあった全国各地の攻城戦を城ごとに挙げられた1冊。日本人が今までどんな戦をしていたのかがわかり面白かった。一度お城見に行ってみたいな。
2015/05/10
榊原 香織
100名城スタンプ挑戦中なので、行ったことあるとこは興味津々。 静岡、愛知付近の城が充実してたので、思わず熱くなるw 今川氏真て面白いな。今生きてたら絶対Jリーグの選手だね。 こう攻めてこう守る、というのは読んでもやっぱりぴんと来ない。
2021/06/10
saga
小説家である著者は、自著の作品の根拠として城を研究してきた。その成果が本書であろう。それも、現存または復原天守だけではなく、山城までを含め、城郭攻防という視点から書かれていることに好感を覚える。北海道から鹿児島までの城を順に紹介するが、やはり西に行くほどエピソードが増えていくのが面白い。最後の熊本城は、日本の内戦の終焉という意味でも象徴的な城だ。中世の城址に近世の模造天守を建築してしまったり、復原天守にエレベーターを設置する・しないで揉めてしまう我が国。遺構の少ない山城は見向きもされない悲しさを感じた。
2023/08/14
さらば火野正平・寺
城にはさほど興味がないが、近頃その名をよく聞くこの著者、歴史小説家・伊東潤が気になって手に取る。略歴を見ると4つも受賞歴がある。すごい。横浜生まれという事もあってか、大半は東日本の話題である。北条氏の再評価を促す。戦国時代ばかりではなく幕末維新の話題も少々。近年の研究本からの考察もあり、勉強されているのがわかる。面白かったのは春日山城の章。上杉景勝&直江兼続による謙信謀殺の可能性を説く。なるほど。掲載されている写真は著者によるもので、本当に城と歴史が好きなんだな…と感心させられる。良書だと思う。
2014/09/27
もりやまたけよし
日本各地の城をベースに歴史のエピソードを紐解くという手法で、単なる城の解説ではなく、一般的な歴史小説になっているところが読者を飽きさせない工夫となって表れている。小説の書き方がうまいと感心させられる。日本史を網羅的に把握していないとできない芸当で、著者の知識の深さに恐れ入るといった感じです。
2016/07/27
感想・レビューをもっと見る