牙を研げ 会社を生き抜くための教養 (講談社現代新書 2421)
牙を研げ 会社を生き抜くための教養 (講談社現代新書 2421) / 感想・レビュー
ehirano1
著者の他類似書と被る箇所があるのですが、歴史を扱う以上復習というか背景のおさらいが必要ですからしょうがないです。しかし、これまでの著者の他類似書のアップデート版、もしくは総合的アップデート版、としてはかなりお得な本書。本書に集約するも良し、本書から他類似書や参考図書に派生展開するも良しだと思います。
2020/03/14
hatayan
元外交官の佐藤優氏の教養講座をまとめたもの。日本陸軍のマニュアルには経営者向けの『統帥要領』と中間管理職向けの『作戦要務令』があり、組織でうまく立ち回るための考え方を記し圧倒的に参考になるのは後者。近現代史を学び直すには東大教授の加藤陽子『戦争の日本近現代史』と夫で予備校講師の野島博之『謎解き日本近現代史』が適切。論理力を学ぶには野矢茂樹『論理トレーニング101題』の精読が有効。偏差値をつり上げるために文系の受験科目から数学が省かれたのは不幸なこと。自分に役立ちそうなことをつまんで参考にしたい一冊です。
2020/04/12
さきん
会社員向けと書いてはあるものの、実際の内容はいつもの佐藤優さん節の宗教論、国際論、人生経験談。佐藤さんの著作を何冊か読んだことのある人にとっては時事以外真新しい内容はない。しかし、いくつか本文内で紹介されている書籍や人物名は抑えておいて損はないと思った。
2017/12/19
ビイーン
佐藤優氏は知識の幅の広さが半端ない。本書は独断と偏見による偏りが散見されるものの、書かれている内容と選書は社会でのサバイバルに大いに参考となる。
2019/04/04
異世界西郷さん
著者が講演を行った講談社の早朝講座を元に加筆された、これからの時代を生きぬくための教養について論じた一冊。相変わらず、この著者の本は面白いです。教養を身に付けるということは、この世に様々な人・物・思想が存在し、それを知ることでこの世の仕組みを解き明かし未来を見通していくということなのでしょう。その為に有為になるであろう参考文献も多く紹介されておりそちらも読んでみたいです。取り敢えず、論理力と数学力はどうにか伸ばしたいものです。
2017/05/18
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