往復書簡 (講談社文芸文庫 うA 4)
往復書簡 (講談社文芸文庫 うA 4) / 感想・レビュー
hoco
New えるふ vol.15 「私は、対局は一つの作品だと考えています。でもそれは、画家や作家が作品を創り上げるものとは違う。半分は相手の手ですから、完成予想図は描けない。意表をつかれることは当然あり、予測しない場面、局面に出会って初めて、自分のアイデアが生まれることもあるわけです。相手との駆け引きの中で自分を表現していく面白さがある。つまり、相手は敵であると同時に、一つの作品の共同製作者であり、自分の個性を引き出してくれる人でもあると思っています」という羽生さんの言葉が、この往復書簡を表すのにピッタリ。
2018/08/21
無友
たくましく、凛とした「女性の大先輩」であるお二人の往復書簡。手紙のやり取りは対決と述べていますが、お互いの言葉の対決は美しくて興奮します。何よりお二人の好奇心にびっくりです。清々しい語り口ってこういうことなのかしら。
2011/01/06
toki12
読書メモ「棚から牡丹餅なんて嘘ですよ、みんな苦しんで、鬼みたいになって、鬼を超えて、はじめて、牡丹餅ということね。」p24 往復書簡
2016/09/24
真水
なんて綺麗で恐い日本語の文章なのかと。言葉に内包されている感情がハンパねぇ。表面はたおやかなのに伝わってくるのは苛烈。読んでぐったりした。
2011/05/18
風来坊
面白い。今年のベスト1か・・・・!?
2008/11/15
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