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完訳グリム童話集 1 (講談社文芸文庫 クA 1)

完訳グリム童話集 1 (講談社文芸文庫 クA 1)

完訳グリム童話集 1 (講談社文芸文庫 クA 1)

作家
グリム兄弟
池田香代子
出版社
講談社
発売日
2008-10-10
ISBN
9784062900287
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完訳グリム童話集 1 (講談社文芸文庫 クA 1) / 感想・レビュー

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Pustota

童話や民話には興味がありながらなかなか触れてこなかった。読んでみると、教訓が含まれていたりなんだか理不尽に感じられたりして面白い。有名な落語の元ネタらしきものがあったり。あと、悪者の処刑が軒並みえぐい。本当は残酷な…とか言われるゆえんか。繰り返されるモチーフやパターンがあるのも面白いし、キリスト教と関係ありそうな部分も興味深い。解説でグリム兄弟と童話、そしてドイツという国について触れられていたのも嬉しい。情景が浮かびやすいのも童話の良いところ。物語というものを考えるうえで、色々な示唆を与えてくれる。

2020/01/26

ハチアカデミー

C 様々に形を変え、今なお語り継がれる民話の原典。勧善懲悪の物語が多いが、何を善・悪とするのかを知ることが面白い。人間の欲望や感情がはっきり表にでている。すぐに怨むし復讐するし殺すし。一方で、安易な解釈を拒む話も多い。KHM1蛙の王様や、56のルンペンシュティルツヒェンとか。また、「名付け親」や「取り替え子」といったモチーフに興味を持った。訳者による解説も秀逸。グリム兄弟が民話を集めた背景に、ナショナリズムがあるという指摘は、日本における柳田国男を考えると、納得が出来る。

2012/01/14

鳩羽

本当は怖いグリム〜というのが昔流行ったけど、「本当は」なんてつけなくても普通に怖い。首やら腕やら胴体やら簡単にばらばらにしすぎ!しかもひょいひょい生き返りすぎ!という意味で怖かったです。似たような話が既にちらほら。類型化したパターンもちらほら。一つ一つは面白いけど、やっぱし「グリム童話」ってまとめられたのを読むといつも飽きてくる。一度にたくさん読むものではないのかもしれない。

2010/10/03

なかち

継母は継娘をいじめる。美しい娘は王か王子と結婚する。賢い兄、馬鹿な弟みたいな対比。いい結果を羨んで真似するとひどい結果になるという対比。小人は手助けしてくれる。〇〇を見てはいけない。醜い人間がいいことをすると美しくなる。短所が長所に転化する。

2011/05/28

有名所が多くてすごく良かった

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