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街角の煙草屋までの旅 吉行淳之介エッセイ選 (講談社文芸文庫 よA 10)

街角の煙草屋までの旅 吉行淳之介エッセイ選 (講談社文芸文庫 よA 10)

街角の煙草屋までの旅 吉行淳之介エッセイ選 (講談社文芸文庫 よA 10)

作家
吉行淳之介
出版社
講談社
発売日
2009-06-10
ISBN
9784062900539
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街角の煙草屋までの旅 吉行淳之介エッセイ選 (講談社文芸文庫 よA 10) / 感想・レビュー

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佐島楓

この方は、人間がとてもお好きだったのだな・・・としみじみと思った。相手に対する深い尊敬と愛情が伝わってくる。酒と女性、というイメージは一面に過ぎない。また、まじめな文章と不真面目なそれとの差がものすごい。それが、またいい。

2013/03/10

ジュンコ

何度目かの再読。吉行随筆に酔いしれる。

2017/01/15

小谷野敦

エッセイ集だが、文庫解説、追悼文などが多い。吉行は好きではないのだが、久米勲という人の本を読んだついで。筒井康隆の『乱調文学大辞典』の解説で、「悲喜劇」について、風呂で水を流す穴にキンタマがはさまった状態というのについて延々と書いているのを見てげんなりした。全体に吉行の下品なところが出ている。50代になるまで「ヴェニスに死す」を読んだことがなかったというのもちょっと驚いた

2024/07/20

お萩

作家同士の交流とも呼べないような繋がりが垣間見られるものがいくつか。それが好きな作家さんだった時の、このお得感。結構最近の人かと思ってたのだけど、そうでもないのだな。温かくて色気のあるこの文章が大好き。

2014/07/09

綱渡鳥

芥川賞作家のエッセイ集。表題作はヘンリーミラーの小説を引用しながら、家を一歩でも出ればそれは二度と戻って来れない航海のようなものだと呟く。個人的に印象深い作品は「パチンコ雑話」1973年の日本経済新聞に掲載されたものからの出典だが、まだパチンコ台にモーター式が出始めて、椅子に座ってやるスタイルも確立されていない時代に、パチンコという遊戯に人間臭さを求めている感性が興味深い。都会の雑踏の中で孤独を求めてパチンコ屋にいくという。大岡昇平と三島事件のあった日に電話で話したことや、太宰治についての雑感も。

2019/02/09

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