芭蕉入門 (講談社文芸文庫 こH 3)
芭蕉入門 (講談社文芸文庫 こH 3) / 感想・レビュー
ゆうきなかもと
色々難しい。僕は露伴に惚れ込んでいるから読むが、普通は挫折するだろうってぐらい色々難しい。特に「芭蕉俳句研究」、「續芭蕉俳句研究」そして「續ヾ芭蕉俳句研究」が難しくて読み始めてから読み終わるまで数年を要した。まぁ、ただ単に一回一回読むスパンがやたら長くなっただけだが。なぜスパンが長くなるかといったら、1ページを理解するのにやたらと時間がかかるからなんだが。なぜ理解するのにやたらと時間がかかるかというと、内容が意味不過ぎていちいちググってるからだけど…ググったからといって、すべて、理解できるとは限らない😢
2021/04/29
波 環
奥田民生が自分のライブでビートルズを語り出して半分くらいしか意味がわからないけれども民生が楽しそうだからいいか、それにしても細かいことなんでも知ってるなあ、と思う時の本(実際にそんな体験はない)。幸田露伴という人は碩学として有名だが、芭蕉が万葉集からこちら1000年分の文学(漢詩を含む)を下敷にしたように露伴も同じだけの知識があってこそ芭蕉を楽しげに語れるわけで、ビートルズの話を聞いてるはずがいつのまにかバロックやら、吟遊詩人にまで行きついてしまうような知識量で究極のオタ活とはこういうものであろう。
2020/09/06
るい
芭蕉ともなれば、有名な小説家たちが分析する対象である。それが、なんとも感慨深い。正岡子規の芭蕉論に続いて読んだ一冊。幸田露伴の分析は、比較的あっさりしているか。それもまた味だと思った。
2018/08/10
ダージリン
露伴が解説するという贅沢さが良い。これまであまり興味をもたなかった連句の面白さを教えてもらえたのも収穫。俳句では、「三日月やはや手に障る草の露」、「声澄て北斗にひゞく碪かな」などは良いなあと思った。
2017/05/21
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