現代小説クロニクル 1990~1994 (講談社文芸文庫 にC 4)
現代小説クロニクル 1990~1994 (講談社文芸文庫 にC 4) / 感想・レビュー
OHNO Hiroshi
先の戦争の話。見晴らしのきかない風景が広がる。鷺沢萠は自殺したのか、そうか。
2016/08/14
K ojimo
ティーンエイジ・サマーと七夕が特に上手いと感じた。この絶妙な読後感こそ純文学の醍醐味だと思う。ティーンエイジ・サマーについては、18、19歳の孤独感や不安を漂わせながら希望も描く。憧れの存在である「アメリカ」という存在が物語に大きく貢献していると思う。バブル期が舞台とのことだが、現代の大学生にも通じるものが多々あるように感じた。七夕については、この長さにこれだけの世界観を確立させる石牟礼氏の表現技術に感動した。文章も詩的で大変美しい。特に、小説の結びの表現については衝撃的な美しさだった。
2015/08/29
yoyogi kazuo
大庭みな子、後藤明生の作品目当てで読んだ。正直あまりピンと来なかった。安岡章太郎、古山高麗雄はいずれも戦時の追憶で、第三の新人にとっての戦争体験の深さ重さが伝わる。
2021/08/02
OHNO Hiroshi
現代小説クロニクル 1990~1994 (講談社文芸文庫) 文庫 2015/4/11 多和田 葉子 (著), 山田 詠美 (著), 笙野 頼子 (著), 石牟礼 道子 (著), 中沢 けい (著), 大庭 みな子 (著), & 5 その他 文庫: 288ページ 出版社: 講談社 (2015/4/11) 言語: 日本語 ISBN-10: 4062902664 ISBN-13: 978-4062902663 発売日: 2015/4/11 「フィヨルドの鯨」大庭みな子/日本経済新聞出版社『大庭みな子全集1
2015/04/14
あすか
ん~あまり面白くなかったかな… 前衛文学はちょっと苦手。
2017/05/11
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