ミイラになるまで 島田雅彦初期短篇集 (講談社文芸文庫 しJ 2)
ミイラになるまで 島田雅彦初期短篇集 (講談社文芸文庫 しJ 2) / 感想・レビュー
優希
初期短編集ということで、今から30年位前の作品集なのですね。それでも古さを感じさせず、逆に斬新さを感じさせます。今はあまり執筆なさってないようですが、今の島田さんが書くとしたら、どんな作品を書くだろうと想像します。
2021/01/31
きりぎりす
初島田作品。なるほど文学とは性愛と飢餓なのか。
2022/05/01
hirayama46
全部の短編が初読みでした。そうか、島田雅彦ってこういう作品をたくさん書いていたのか……。たいへん興味深い一冊でした。雰囲気としては海外の奇想短編集を読んでいる感じに近かったです。お気に入りはタイトル通り解剖学者の淡々とした日々を綴った「ある解剖学者の話」、地上に堕ちた天使を描く「砂漠のイルカ」、人間が徐々に死に向かう際の手記というかたちをとった「ミイラになるまで」かな。
2016/01/12
たなぴー
初島田作品で今から30年ほど前に書かれたものだけど古さを感じない。島田氏が一体今どんな作品を書いているのか、この作品を書いた若者はいまどんな作家になっているのか知りたくなった。
2017/03/04
EPOCALC
矢野顕子が「食べ物」について歌うのは食べることが全人類に普遍的な行為だから、という話を聞いたことがあったけれど、表題作もそれに近しい普遍性を感じた。食欲って何でしょう。
2022/05/23
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