〈私〉の存在の比類なさ (講談社学術文庫 2000)
〈私〉の存在の比類なさ (講談社学術文庫 2000) / 感想・レビュー
yogi
この本を読んでしまっている私はわたしなのかと私が思いわたしは読む見る追うとりあえず文字を全部見るとわたしが私に私は思う何年たってもわたしはわたしだなーと私はわたしが好きだ。わたしが考えたのか私が考えたのか私は判別に困ったが多分わたしと云うことにする。その内容は剣崎順vs高嶺竜児最初の戦いだそして剣崎順vs香取石松戦だ最高だ好きだ〜好きなんだ剣崎順と私が呟くするとわたしはヘルガーと叫び私がお前それ嘘やろーお前は誰やねんと私突っ込んだわたしは突っ込まれ嬉しい^o^
2015/03/27
テツ
『私』という存在の独自性を言語化して説明することの難しさ。『私』と『他者』との違いについて。『私』固有の意識の生成について。あたりまえのことではあるんだけれど『私』という存在の難解さとそれについて考えるときの驚きは何時まで経っても終わらない。著書を読んだり講義を聴いたりで永井哲学にはそこそこ親しんでいるつもりだけれど読み進めていくうちに理解しきれず飛ばした部分も多々あるのでまた再読したい。
2015/05/19
袖崎いたる
あとがきの茂木健一郎がかわいい解説をつけておる。脳科学者としてというより、いちファンとして書いている観があって微笑ましい。この本では大澤真幸・橋爪大三郎の極度に抽象的なる「身体」概念が扱われているのが印象的であったわい。そいと、永井均哲学批判に対する永井均その人の反論がミモノ。後ろの方では珍しくフッサールとウィトゲンシュタインとソシュールとが並べられて論じられていて、これはこれで楽しい。他者論や独我論について気掛かりなお人はこの本がちょうどいいのではないかしら。でも永井はこの本が独在性の入門書にはいいと。
2024/09/26
阿蘇の史(さかん)
永井氏の議論は形式的には理解できる。しかし彼の言う「驚き」は残念ながら共有できない。「ウィトゲンシュタインの独我論」において永井氏は独我論の実在論への「帰着テーゼ」を「独我論の通俗的解釈に足を掬われた典型的な謬見」と見なし、「私の存在の比類なさ」を主張する「独在テーゼ」の側に強烈な説得力を感じると言うが、私は全く逆だ。「独在性」の方だけに執拗にこだわり続けるのは事態の片側面しか捉えていないように思う。そういう意味で、独在化の運動と相対化の運動を等価的に捉える入不二氏の所論の方がすんなり胸に落ちる。
2012/02/24
らむだ
なんとか読了。言っていることは分かったが、内容を理解できたかというといまいち……。もう少し基本的なことを抑えてから再読したい。
2013/05/22
感想・レビューをもっと見る