KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

政治の教室 (講談社学術文庫 2116)

政治の教室 (講談社学術文庫 2116)

政治の教室 (講談社学術文庫 2116)

作家
橋爪大三郎
出版社
講談社
発売日
2012-06-12
ISBN
9784062921169
amazonで購入する Kindle版を購入する

政治の教室 (講談社学術文庫 2116) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

hk

「自然科学とは、どんな時代でもどんな場所でも成り立つ法則を見つける行為であり、”真理”の探究だ。他方、社会科学とは時代によっても地域によっても移りかわる法則を探求する行為であり、”常識”の探索だ」「王政と独裁とは似て異なる政治体制だ。王政とは優れた血統を根拠に、1人の人物へ権力を集中した状態だ。一方、独裁とは合法的・法的な手続きを経て、1人の人物に権力を集中した状態だ。つまり独裁とは民主・法治体制の中からしか出現せず、実は独裁とは民主政体の中に含まれる」…などなど多くの気付きを誘発してくれる珠玉の一冊だ。

2019/11/11

ophiuchi

日本の政治には不満だけど、どうせ変えられないとあきらめている人がほとんどだと思う。その意識を変えないと、この本の結論にかなり具体的に書かれていることは実現しない。自公が政権に復帰して以来、日本の民主主義はかなり後退したが、少しずつでも変えられると信じたい。

2020/11/24

ああああ

原本が新書なので、学術文庫にしては読みやすい。 「政治とは、ものごとを決めることである。決断によって、ある選択肢を現実化することである。」(P.27)という定義は非常に明快だった。

2020/06/18

大次郎

△民主主義は内容の正しさを決めるものではなく、内容の決定について決めるものだとわかりました。そして死票が多いと良くないという意見には違う見方が出来るようになった。 未定の状態から何かを決める事は現実が創り出されること、の文章は心に残しておきたい。 集団の方向を決定する行為には正統性が必要である。その正統性は集団の承認と言い換えられる。集団の承認があれば、決め方はワンマン政治で通ってしまう。身近な事にも使えると思う。周囲から承認が得られる振る舞いが決定権限につながる。これは大事なことだと感じた。

2013/04/08

あこ

難しいけど好きだった。 草の根政治、やっていこう。 「政治とは、ものごとを決めることである。決断によって、ある選択肢を現実化することである。」「多数派の人びとが「これが正しい」と思った選択肢が、結果的に正しいかどうかわからない。」

2020/02/10

感想・レビューをもっと見る