カンナ 京都の霊前 (講談社文庫 た 88-34)
カンナ 京都の霊前 (講談社文庫 た 88-34) / 感想・レビュー
hnzwd
シリーズ完結の第九弾。冒頭からクライマックス続きの最終巻。敗者の側から書かれた歴史である蘇我馬子の書をめぐる闘いも決着し、一応の大団円なのかな。。最終巻らしく聖徳太子の謎を解くのもいい感じでした。
2015/01/21
ポチ
カンナ終了しました。敗者の歴史から見ると、このシリーズの様に考えてもおかしくは無いのかなぁと思う。薀蓄も面白く「そうかも知れないな〜」と納得する部分もありますね。QEDを読んでみようかな(^^)聖徳太子は実在したのかなぁ…⁉︎
2016/08/31
つたもみじ
シリーズ最終巻。副題の最後の一文字が九字になっているので予定された最終巻なのだろうけれど、「僕たちの冒険は、まだまだ続く!」みたいなラストでしたね。いや、冒険はしてませんけど。偽書「蘇我大臣馬子傳暦」を、数多の集団が命懸けで奪い合う理由。玉兎の真の狙いとは。聖徳太子は架空の人物だったのか。一冊にテンコ盛りでした。歴史は暗記するものではなく考えるもの…。甲斐、貴湖、竜之介、彼等はこれからも成長を続けるのでしょう。そして最後の最後に毒草師…あんたホントにw
2015/02/17
絳楸蘭
最終巻にしてようやく『蘇我大臣馬子傳暦』の中身がわかった。今回もなるほど〜と目から鱗で面白く、これが本当なら!?と思いながら読めた。しかし、なんとなくあっさりと終わってしまい物足りなさも…。もちろん、アクションあり、それぞれの思惑もわかりめでたしめでたしの部分もあるんだけど、イマイチすっきりしない読後だったのは、なんだろなぁ。
2015/02/06
山本真一郎
読了。文庫によるシリーズ再読も完結。QEDシリーズでいうところの「出雲神伝説」「伊勢の曙光」と同じ様に、歴史蘊蓄の衝撃度で言えば個人的にはやはりこれが一番かな、と思う。藤原氏、蘇我氏、秦氏、そして聖徳太子を巻き込んでの怒涛の蘊蓄。QEDシリーズ程微に入り際を穿った訳では無いにしても読み応えとしては十分かな、と。ある意味でQEDシリーズ以上に日本史の闇に鋭く切り込んだこのシリーズ、何年後かには必ず再読をする事になりそうな予感。更に最終巻だけあってお約束の忍者アクションシーンも今迄で一番派手だったかも(^^
2015/01/31
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