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やぶへび (講談社文庫 お 45-25)

やぶへび (講談社文庫 お 45-25)

やぶへび (講談社文庫 お 45-25)

作家
大沢在昌
出版社
講談社
発売日
2015-01-15
ISBN
9784062930154
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やぶへび (講談社文庫 お 45-25) / 感想・レビュー

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しんたろー

金と女にルーズな元刑事・甲賀が名前貸しで偽装結婚したが、その中国人女性・青珠が関わる事件に巻き込まれるハードボイルドサスペンス。主人公がヘタレぎみなので大沢さんにしては本来のハードボイルドになり切れていないが、展開の巧さと会話の妙でサクサク読める。何より、青珠のキャラがオジサン心をくすぐる…中国武術の達人だけど、恋愛に関してはピュアで一途…二人の距離が段々と近づいてゆく過程も好みで、途中から「変形のラブストーリーを描きたかったのかな?」思った。終盤は「慌てて店を畳んだ」感が拭えないが、青珠が幸せならOK!

2020/09/16

小説を最初に書いた人にありがとう

20年ぶりくらいの大沢在昌作品。あれは新宿鮫だったか。久々の作品は中国マフィア、やくざと懐かしい雰囲気でした。ハードボイルド感はソフトになっていた気がする。 スピード感のある展開と先の読めないスリル、なかなか楽しめました♪

2015/03/04

はつばあば

随分前に50頁程読んで・・ありゃりゃ、大沢さんのハードボイルドはどうなったのよと思うくらい、女と金にだらしない元警官。実際なかなかいい警官にはお目にかかれない世の中にはなっているが・・と読了せずに今迄きた。冬の保安官を読んだらまた無性にハードボイルドが読みたくて。情けない主人公に武術の達人のような中国女性が嫁さんに。今流行りの名前貸し?。お金も名前もマトモな人は貸してはいけません。スリルと痛みを求めるならそれもいいでしょうが・・題のように藪から蛇を追い出しては・・えらいことになりますぇ

2017/03/07

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

読みともさんのレビューで興味を持った1冊。お金はないし彼女もいない40歳元刑事甲賀が「奥さんを保護した」という1本の警察からの電話から事件に巻き込まれていく。その奥さんとは、偽装結婚した中国人青珠。青珠は記憶をなくしていて、その記憶をたどりながら事件を解明していく。次から次へと謎が出てきて、ハラハラドキドキして面白かった。一気に読めた。

2020/12/05

10$の恋

書類上の中国人妻が怪我をして記憶をなくした…大変!そっから形式だけの夫の吾郎が厄介ごとに巻き込まれだす。元警官の吾郎は案外律儀だ。この妻、一体何者?(这是谁?)。徐々に記憶が戻りだすが、闇を抱えてそう。それもべらぼうな。ほぉら、早速変死体が付いてきた。ヤバっぽい雰囲気だらけ。(どこまで深入りしたらいいの?)吾郎のモチベーションも微妙。あらら、中国マフィアが絡んじゃってるよ…。トラブルonトラブル、波状に打ち寄せる金欲の真実は?ハードじゃなくミドル・ボイルドって言葉はあるんかな?なんにせよ、ブラボー中国妻!

2021/05/21

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