ハゲタカ4 グリード(上) (講談社文庫 ま 54-12)
ハゲタカ4 グリード(上) (講談社文庫 ま 54-12) / 感想・レビュー
W-G
『シンドローム』まで含めて、今のところ最大スケールの買収劇。時期的に二~三作目と重なり、通読するとより楽しめる。鷲津チームに新メンバーのアンソニーが加入したことも充実度アップに貢献。上巻では、サブプライムローンバブルが弾ける、不穏な空気の高まりにゾクゾクさせられ、「来るぞ来るぞ…」という、ホラー映画のような緊迫感で頁を繰る手が止まらなくなる。北村やジャッキーなど、これまで以上に複数の視点で物語が進行するので、必然的に鷲津パートは少なくなり、活躍は後半に持ち越し。ただし、どのパートも面白いので不満はない。
2019/10/13
KAZOO
ハゲタカシリーズの4作目ですが、いよいよリーマンショックの時の様子が克明に描かれています。CDSなどのやり方が出てきます。いつもの登場人物も出てきて楽しめるのですがさらに上を行くFBIをも配下にしてしまう悪役もどきが出てきて対決が面白くなりそうです。黒木亮さんのように用語集を巻末にでも収めてくれればと感じます。
2017/08/14
小説を最初に書いた人にありがとう
ものすごい勢いで上巻読了。面白すぎて感想書き忘れてた。久々のハゲタカだけど相変わらず鷲津かっこよすぎるよ!
2015/07/07
にいにい
久々の「ハゲタカ」、リーマンショック、サブプライムローン、AD社の奪取に絡み、「市場の守り神」サミュエル・ストラスバーグの膨大な財力と対峙する。日米、世界を又にかけた情報戦。面白い。相変わらず鷲津カッコいい!このシリーズは、時代をおいても繰り返し読みたい。
2015/07/07
アッシュ姉
ハゲタカシリーズ第四弾。リーマンショックと鷲津、夢の舞台に胸踊る。上巻は崩壊前夜までの様子が仔細に描かれているため、鷲津に目立った動きはないが、米大統領にFBIまで登場し、外野のスケールの大きさにワクワク。若干トーンダウンしたところに、飯島のタヌキ親父登場でテンションアップ。くーっ、にくい演出。これだからシリーズ読むのを止められない。敵の強さも申し分なし。己の利潤追求のために国家権力まで利用する卑劣な野郎は、もはや市場の守り神とは呼べぬ。思い切り叩きのめしてくれ、政彦!怒濤の展開を期待して一気に下巻へ。
2016/02/01
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