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長屋狂言 濱次お役者双六 (講談社文庫 た 118-8)

長屋狂言 濱次お役者双六 (講談社文庫 た 118-8)

長屋狂言 濱次お役者双六 (講談社文庫 た 118-8)

作家
田牧大和
出版社
講談社
発売日
2015-05-15
ISBN
9784062931076
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長屋狂言 濱次お役者双六 (講談社文庫 た 118-8) / 感想・レビュー

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ぶんこ

揉め事の嫌いな濱次には、中二階は居心地抜群。 こんなに居心地の良い場所を捨ててまで名代にはなりたくない・・今回、板に立つ事もできずに干されてしまい、中二階にも居づらくなってしまったのは辛かったでしょう。 その間の長屋での助太刀芝居から、役者としての心構えがついたようです。 周囲の人々から可愛がられる濱次と、睨まれる濱次。 双六が一つ上がって、名代「手伝」となりました。今までのような、居心地良さだけでは勤まらないでしょうが、本来のオットリした人の良さで、「手伝」の取れた名代になるまで、続編を楽しみたいです。

2015/08/16

aquamarine

シリーズ5作目。前作で思いがけず頑張ってひと山越えた濱次ですが、中途半端にできるところを見せたために中二階にも居場所がなくなってしまいました。素質がありながら自分を過小評価してちっともやる気を見せない彼を息子を見守るように時にイラつき応援しながらの読み進みでしたが、今回ようやく目に見えて双六の目が進んだようでほっとしました。みんな一生懸命で優しくて素敵なシリーズです。少し残念なのが初代香風が乗り移って舞う場面がなくなってしまったこと。濱次が自分で乗り越えていかなくてはいけないので仕方ないのですが。

2015/10/16

ネムコ

やっぱりこのシリーズは面白いなぁ。とうとう濱次の芸が脇役に収まりきらなくなってきた。そのために干された濱次は、中二階の仲間からもはじかれて居場所のなくなり迷走していたが、長屋の仲間から隣の浪人父子のことで相談を受け、一芝居打つことになった…。あののんびり屋で上昇志向のなかった濱次の中に芽生えた小さな欲。舞台の上で芝居がしたい。そして、ようやく事態は動き始めた。双六とはいえなかなか前に進またかった物語が、ようやく次の段階に進んだようです。続きが楽しみ!

2015/06/20

moonlight

面白かった!中二階と十把一絡げで呼ばれる大部屋の女形の濱次。才能はあるのにやる気があるのやらないのやら。暮らしている長屋の騒動に関わる中で役者としてやっていきたいと気持ちを固め、上を目指す覚悟を決める。終盤、『ガラスの仮面』を彷彿とさせる場面もあり、満足して読了。そして皆さんの感想を見てびっくり!シリーズ物、しかも最終巻⁈全く気付かず。確かに…よく見たら副題に“双六”とありますね😅振出しに戻って読むのも一興かな。

2022/09/07

面白かったぁ♪濱次さんったら、一気に上がりかと思う勢いじゃないですかぁ、これで上がりってことじゃないですよね?“手伝い”のままじゃね。香風さんがお休みのなか、どう進むのか楽しみです。

2015/06/29

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