ナイト&シャドウ (講談社文庫 や 60-4)
ナイト&シャドウ (講談社文庫 や 60-4) / 感想・レビュー
KAZOO
柳さんも警察小説を書くようになったのですね。以前にも書いていたのですかね。私は初めてなのですが、シークレットサービスの研修に日本から派遣された警察官が活躍する話で、結構込み入っている話になっていて次もあるのかなあと期待させる作品になっています。完全に物語で実際はこのようなヒーローはいないのでしょうが私はこのような人物は大好きです。
2015/11/16
優希
格好良かったです。SPたちによる人間の限界を超えた任務。日本人SP首藤の研修先はアメリカ「シークレットサービス」。有能さを見せたかと思いきや、その直後に大統領暗殺予告とくるのだからドキドキが止まりませんでした。まさにその任務は知力と体力勝負という感じです。首藤に興味を見せるジャーナリスト・美和子の誘拐事件まで起きますし、スピーディーに畳み掛けるような展開に引き込まれました。任務の完遂と美和子救出に挑むという複雑さ、二転三転する流れが読ませます。極上のボディーガードミステリーにのめり込みました。
2016/08/10
えりこんぐ
柳広司さん、初読み。D機関シリーズの評判が高い中あえてこちらから読んでみる。アメリカのシークレットサービスに研修に行った首藤。このお人が、出来過ぎなくらいかっこよかったww 仕事が出来る男は無口で秘密めいていて、なのに子供に好かれる。ヒロインとほんの少しの不器用なロマンス。ありがちだけど結構面白かった。積んであるD機関シリーズへの期待が高まる。
2018/02/26
つねじろう
そう主人公は100点満点男。身長186センチ体重78キロ、体術にも優れ忍者並みだし拳銃の腕前も百発百中。タイミング良くベッピンが寄って来て珈琲の美味しい店を教えてくれる。ホラもうちょっとやな奴になったでしょ?こう云う完全無欠男は取扱い難しい。同じ完全無欠でもD機関の結城中佐だったら平気なのにどうしてだろ。役者が違うと言うだけじゃなくて敵役やサブキャラクターの力不足というかその辺の構築レベルがD機関シリーズに比べて浅いんじゃないの柳さん。次作はキング&クイーンの安奈と組んで強力な敵とぶつかる事を期待したい。
2015/07/02
レミニサンス
以前購入して読んでいたけど、実家に置いていたため久しぶりに読んだ。キング&クイーン、に出てきた主人公のSP時代の上司、首藤がアメリカ合衆国のシークレットサービスに研修に行って、大統領暗殺計画に関わる?と思われる事件に立ち向かう物語。シークレットサービスやホワイトハウスの資料も調べて書かれたそうで、そうなんだ!と思う内容や、以前書かれた作品を連想する文章もあり。少し難解な感じもする。今年はG7広島サミットがあるそうだが、警備の担当の方々には首藤を見習って対策を取って欲しい。何もなくて当然、何かあれば失敗。
2023/03/03
感想・レビューをもっと見る