欺きの家(上) (講談社文庫 こ 51-22)
欺きの家(上) (講談社文庫 こ 51-22) / 感想・レビュー
のぶ
久しぶりにゴダード作品を読んだ。長らく敬遠していた理由は、英国ミステリーの人物の堅苦しさが合わない。時代と人物の構成が複雑でよく理解できない、からだったが好意的な書評を見て読んでみた。レン一族の経営する企業の社員、ケラウェイが会社の記録調べを命じられる所から始まる。上巻ではケラウェイとレン一族とのやり取りに終始するが、この一族誰もが胸に一物持っているような人物ばかりで、謎らしい謎も提示されないまま上巻は終わり。この先どうなるのか?感想は下巻で。
2016/01/10
わたなべよしお
ロバート・ゴダードさん、久しぶりのヒットかもしれない。かつて夢中になって読んだが、近年は出来が悪くて、読む気がしなかった。しかし、随所に出てくる思わせ振りな表現には少し閉口すものの今回は面白い。わざわざ思わせ振りなことを書かなくても全然、読めてしまうのだから。
2015/09/22
barabara
ふんふん、なかなかいい滑り出しで否応にも先の展開が知りたくなる。本当久々ゴダードらしい本に当たった感じで手応えあり!
2015/08/16
stobe1904
初期の面白さがなくなってきた感があり、ゴダードをしばらく読んでいなかったが、評判がよさそうなので読んでみた。退職目前のジョナサンが元社長から命じられた仕事は社史の編纂に伴い失われた資料を探すことであり、そこからジョナサンの若かりしころと社長一家に起こった不幸な事件が交錯し始める。過去と現在をいったり来たりカットバックを繰り返しながら、過去の事件の真相に徐々に迫りつつあるところで上巻が終わる。久しぶりのゴダードだが、とても面白く上巻にも関わらず一気読みした。下巻に期待。星の評価は下巻で。
2016/05/16
だい
空白の社史を探して時代をさかのぼるケラウェイ。ピッグス・エッグとオリヴァーの死の謎。疑わしい二人のあっけない死によって謎は振り出しに戻る。もう誰も信用出来ない!真相に迫る下巻へ。
2015/09/12
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