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猫弁と魔女裁判 (講談社文庫 お 114-6)

猫弁と魔女裁判 (講談社文庫 お 114-6)

猫弁と魔女裁判 (講談社文庫 お 114-6)

作家
大山淳子
出版社
講談社
発売日
2015-09-15
ISBN
9784062931908
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猫弁と魔女裁判 (講談社文庫 お 114-6) / 感想・レビュー

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mae.dat

第5弾。第1部完結編。相変わらずの猫弁さんと亜子ちゃんのすれ違い。猫弁さんがおかしいと思いつつ、著者の大山さんの意地が悪いんじゃ無いかしらと思わずにはいられず。でも猫弁さんの預かり知らぬ所で話は着々と進んで行くのね。過去の登場人物も話に盛り込まなくてはならない様で大変ですね。猫弁本来の仕事(?)も獣医のまことさん、赤井弁護士などの力を借りて解決するし、ここまでずっと引っ張ってきた母親とのエピソードも回収して、完結編としてキッチリ締めました。そういつもの奴。複数の話が並行して進みながら最後、一つに纏まるの。

2023/06/28

ひろ

大好きな猫弁最終話。あーとうとう終わってしまった。。。本当に素敵な心温まる物語だった。巻末に、ドラマで百瀬太郎を演じた吉岡秀隆さんと、ドラマ演出家の北川さんと、原作者の大山淳子さんの対談が掲載されていて、ドラマの放送が終わったあとに、番組のホームページに何百通もメールが届き、その中で80過ぎのおじいちゃんが「今まで生きてきた中で、いちばんいいドラマだった」と書かれていたとある。そんなに良かったんだ…。私も観たかったなあ。猫弁シリーズを是非連ドラにして欲しい。

2018/02/27

ゴンゾウ@新潮部

シリーズ完結。とても清々しい読後感。多くの愛が詰まっていました。人に対してこんなに純粋に接することができる百瀬とこんなに純粋に人を受け入れることができる亜子。とてもお似合いのカップルでした。続編を勝手に希望します。

2019/05/08

dr2006

猫弁最終巻。シリーズの全てのストーリーが集大成となって、百瀬が最後に挑む裁判の結果に感無量だった。心の中に誰もが貯めこみ、出したくても出せないような「不服」を洗い流してくれるようなカタルシスを感じた。どおりで涙が出るはずだ。この世の中にはダークマターが多過ぎて、悪人が登場しないこのシリーズにおいてもなお、人が正しい事を貫くことは難しい。法曹と猫と恋愛が程よくブレンドされた寛大なストーリーに担がれ、最終巻の最後まで焦らされた百瀬と亜子の結末に、確り感動させられてしまい、ちょっと不服だ(笑)とても良かった。

2018/05/23

itica

良い話だった。国際的スパイを有罪にするために、事務所も婚約者もほったらかして裁判に全身全霊をかける百瀬。相手は猫じゃないですよ。なぜそこまで必死に?…理由が分かったときは泣きそうになった。百瀬はこの一瞬のために弁護士になったのだと理解したら、もう胸がいっぱいに。唯一無二の変人で正しい人、百瀬。どうぞ亜子さんとお幸せに。

2021/08/16

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