飛躍 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫 さ 84-23 交代寄合伊那衆異聞)
飛躍 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫 さ 84-23 交代寄合伊那衆異聞) / 感想・レビュー
KAZOO
このシリーズの最終巻です。やはり幕末とこの物語の主人公の存在を一緒にするのは大変だということで海外に活路を見出していくところで終わります。佐伯さんの一つの実験であったという感じがします。最終巻になってまた剣での対決がいくつか見られて楽しめました。やはり切り合う方がピストルや大砲よりも佐伯さんの作品には合っている気がしました。
2017/03/24
とし
交代寄合伊那衆異聞「飛躍」23・最終巻。幕末の動乱期に吉田松陰や勝海舟とは違い海外の交易夢をかけた物語面白く読ませてもらいました。このシリーズも終わってしまい来年は「居眠り磐音」も、小籐次や古着屋総兵衛のように新・交代寄合伊那衆異聞としてシリーズを期待する。
2015/10/02
ichi
最終巻。ついに完結。スッキリとした結末でした。この後、きっとすべて交易がうまくいくのだろう…。と想像できましたね。最後の方の戦いのシーンよかったなぁ。武士らしく剣での戦いの描写が読めて満足です。
2015/10/19
ドナルド@灯れ松明の火
あっけなく終わってしまった。まぁここ2~3巻はゴールをどうするか迷っていたような感があったが。首斬安堵の伏線がいつの間にか消えてしまって史実と辻褄が合わなくなり、海外雄飛ならぬ逃避となってしまった。でも、なかなか楽しませて貰ったので良しとしよう。佐伯さんお疲れ様でした。
2015/11/05
あかんべ
今まで圧倒的な強さを誇ってきたのが不思議なほど、たくさん斬られたがどうってことなく終わるのね。日本人がサムライトウノスケなんて言うのに最後まで違和感。船に乗り外国との貿易を絡めたため、古着屋シリーズと重なる部分が増え、あの時代の初めて経験する外国文化を、全く違和感なく受け入れること自体、ちょっと変。もうちょっと葛藤があってもよかったし、剣の強さも強調しすぎ。
2015/10/28
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