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海の見える街 (講談社文庫 は 107-1)

海の見える街 (講談社文庫 は 107-1)

海の見える街 (講談社文庫 は 107-1)

作家
畑野智美
出版社
講談社
発売日
2015-09-15
ISBN
9784062932103
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海の見える街 (講談社文庫 は 107-1) / 感想・レビュー

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しんごろ

タイトルとはまったく関係ない図書館で働く若者の話!さくさくと読めて、ほっこりして面白かったです(^^)そして最後にタイトルの意味がわかったよ(^^)最後はできすぎかな…(^^;)BGMには今滝真理子(知ってる?w)『Cheap Chic』がバッチリ!(家にあるアルバムからBGMは選んでます)

2016/02/14

さてさて

『働きはじめてから彼女がいたことがない』。そんな思いを抱きながら三十一歳の今を生きる主人公の本田。そんな本田が働く『市立図書館』に、派遣職員として春香が訪れたことから動き出す男女四人の一年が描かれていくこの作品。そこには、直球ど真ん中の”恋愛物語”が描かれていました。『図書館』の”お仕事”の一端を垣間見れるこの作品。一年契約の派遣職員である春香の存在が、物語に巧みにリミットを感じさせていくこの作品。お互いの存在がお互いの人生を変化させていくその先に、ほっこりとした”恋愛物語”を楽しませてくれた作品でした。

2023/09/09

Yunemo

4人の男女の群像劇、南部芸能事務所シリーズもそうだけど、作者畑野氏の作風って、何とも言えず「いいなぁー」との想いにかられます。4人それぞれの心の奥襞を繊細に描く模様がいいんですね。現実には、居そうで居ない4人の男女。現実感を身に持って示される部分と現実離れした部分が、妙に気持ちに響いてきます。1年の間に静かに、少しずつ変化していく心模様。1年という月日は、気持ちが融合していく時間として、長いの、短いの? 誰かと出会って、変わっていく自分を素直に認めていくこと。何だか懐かしい!でも、これって最高の恋愛小説?

2016/06/19

❁かな❁

とっても素敵でした♡海の見える街の図書館を舞台に繰り広げられる1年間のお話。4編の連作短編集。単行本で出た時から装丁の美しさに気になっていましたが文庫も同じく美しい色合いでとても惹かれたので読んでみました♪男女4人の視点でそれぞれの章ごとに語られ、丁寧に過去や日常が描かれていきます。皆、何かしら胸の中に抱えていて不器用ながらも段々、距離が縮まり、それぞれ成長していく姿に温かい優しい気持ちになりました♪「金魚すくい」がとても印象的*とても読みやすい文章でラストも好みでお気に入り♡畑野さん他も読んでみます★

2015/10/04

寂しがり屋の狼さん

図書館に勤める4人の男女。それぞれの視点から描かれた物語にはドラマのような派手さはなく登場人物は皆、不器用で地味な感じだが逆に親近感がもてる。刹那くて静かな大人の恋物語。最後の『肉食うさぎ』は心暖まる。回り道したけど、ちゃんと巡り会えたふたりの幸せを祈ります。

2019/04/30

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