ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫 ほ 42-1)
ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫 ほ 42-1) / 感想・レビュー
ミカママ
【原書】情緒的な導入と、慣れないイギリス英語にとまどいながらも、途中からどんどん引き込まれた。アル中のレイチェル、他人事とは思えない・・・(;´・ω・)
2016/11/17
ケイ
最初の語りで、しっかりとつかまれる。だがどうもおかしい。この人は信じられるのか。しかも嘘つきばかり、もしくはアルコールや精神的病で語ることに疑いを持ってしまう人ばかりだ。誰が嘘か、もしくは嘘の付き合いか分からない話をずっと読むのはしんどい。だが、だから読む気を掻き立てられる。精神科医やセラピストの一定数は、自身が大きく悩んでいる人である場合がミステリの場合は多いから、そこも気になる。
2023/04/15
つねじろう
う〜ん、レイチェル心病んでるねぇアル中だし。そんな彼女の独白から始まるドラマはアルコール漬けの彼女の頭の中みたいに断片的でどこからどこまでが真実か分からない。だって本人がそう言ってるんだから。依存症、流産、離婚、失業とヘビーな状況のレイチェル。彼女の元夫の妻のアナ、それに近くに夫婦で住んでるメガン。その3人の独白で進んで行く話しはレイチェルの乗ってる通勤電車のように過去と現在を行ったり来たりしながら彼女達の深い闇に降りて行く。で一人が失踪。勝手な妄想を抱いて積極的に巻き込まれるレイチェルから目が離せない。
2015/11/18
のぶ
人間関係に問題を持つ3人の女性の独白で話が進行するのだが、こんな内面的な話は個人的にすごく好きだ。物語の視点がはっきりしていて、ぶれずに読む事が出来るからだと思う。日本の作品だと、ひとりの独白だが、湊かなえ「告白」がそうだ。まだ3人が本当の事を言っているかわからないし、別々だった独白がちょっとだけ絡んできて、事件が起きたところで上巻は終わり。まだ先は読めない。感想は下巻で。
2016/01/31
ぷう蔵
酒に酔って記憶がない時に何か仕出かす。しかも大事件。こんな事って起こり得るのだろうか?確かに泥酔して記憶が無いって事は無い事はない。実際昨日どうやって帰ったのか?着替えて寝てたけど自分で着替えたのか?と言うエピソードはよく聞いた話。(私は記憶が飛んだことがないのでよく分からないが…。)しかし、人を殺めるような事件を起こすような事って有るのだろうか。理屈では有るだろうとは思うが、被害者側はたまったもんじゃない。酒は怖いなぁ。さて、これからはどうなるのか?下巻を読みましょうかね〜。
2017/03/09
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