そんなに、変わった? (講談社文庫 さ 66-14)
そんなに、変わった? (講談社文庫 さ 66-14) / 感想・レビュー
たつ
都内在住の女流エッセイストの本。ちょっと中年男性がこの手の本を手に取るのはこそばゆいのだが、あまり気にしないでおこうと読んでみた。そしたら同年代の見つける話題は殆ど共感であり、そしてだけど異性の言い分にはかなり自分と違うから興味深くもあり、かなり楽しめた!毎回よくもこう話題を提供してくれるもんだ、そしてひきつけてくれ、ちょっと考えさせてくれたり、味わわせてくれたり。いけるよ!
2015/12/16
bookworm1963
週刊現代連載「その人、独身?」シリーズ第8作で2012年5月~2013年4月の連載。未婚・子無し=>孤独死と切実な話から、同い年の小泉今日子が未だ恋愛物ドラマに出たかと思うとNHK朝ドラ「あまちゃん」では母親役という現実に直面。女性は早い人で30代、多くが40前後で更年期障害に見舞われるそうですが、男性は50前後が多い。個人差あるものの性差による加齢の実感の差異はありますが同年代且つ未婚独身のまま男性社会に生きていることで時代の受け止め方やその変化など共感出来ます。
2016/06/09
あきぽん
バブル世代、東京出身のリベラルなお姉さん。自立していて楽しそう。自称「意地悪」な酒井氏ですが、友達と読者の多さから、ただの意地悪ルーシーではなくやはり「現代の清少納言」なんでしょうね。私もいつも通り、明るく読めました。セレブなところにも出入りしている酒井氏ですが、林真理子氏のように「有名人と友達」の記述はないなあ。
2015/11/22
cithara
隣家が建て替え中で騒音で気が狂いそうだった。そんな時本書に出会えて本当にラッキー! 少なくとも読書中は、騒音による頭痛や憂鬱な気分から解放されたから。これまで酒井さんの著書はほとんど読んできた。彼女の学歴や職歴は「負け犬」とは言えない。私が感心するのは、彼女のお友だちもまた「ランクの高い」人たちだなということ。友人たちと広尾のイタリアンの個室で忘年会を開催、なんてこと一つとっても庶民にはなかなかできませんよ。意外にも彼女はプライベートは一切書かないのだけど、恋人もきっと素敵な人なのだろうと想像する。
2015/11/17
ゆう
独身女性の視点で共感する内容がたくさん。自分の老後、親の介護。いつのまにかこんな話題が出てくる。「負け犬」という言葉が生まれてからもう10年たつのにも驚いてしまう。
2016/12/05
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