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超聴覚者 七川小春 真実への潜入 (講談社文庫 あ 131-2)

超聴覚者 七川小春 真実への潜入 (講談社文庫 あ 131-2)

超聴覚者 七川小春 真実への潜入 (講談社文庫 あ 131-2)

作家
朱野帰子
出版社
講談社
発売日
2015-11-13
ISBN
9784062932431
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超聴覚者 七川小春 真実への潜入 (講談社文庫 あ 131-2) / 感想・レビュー

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えりこんぐ

子供の頃の遺伝子治療により、異常に聴覚が発達した主人公の小春。その能力を活かして、スパイとして潜入させられる。小春は安定した正社員を目指してるだけなのに。その一方で、超高齢化社会、年金問題も絡めてきて、てんこ盛り〜🍚🍚な内容だった。『世間のせいにするな』というおばあちゃんの言葉と、穏やかで優しい夫が救いだと思った。【積読97】

2020/11/06

はつばあば

凄い本を見つけました!。「お助け同心」の2巻目を読んでいたのですが悪漢がチョロチョロするのが嫌になって、此の本なら悪い人は出ないだろうと。いやいや今の若い人には申し訳ないと小さくなって長生きを詫びたい気分です。そう言えば私の祖父母4人とも「お国の世話にならんでもいい」と年金は貰っていませんでした。孫の私は堂々と頂いているのが申し訳なくなります。遺伝子組換えの長寿薬もいずれ近未来にはありそうですが・・今、政府の言う「貯蓄より投資」って言葉もマイナンバーカードも老いた私には不信でしかありません。

2022/06/13

dr2006

幼少時の遺伝子治療の副作用により、超聴覚を持った小春が、寿命遺伝子治療薬を開発する企業グループを舞台に活躍するミステリー。小春はその能力を活かし、治療薬の発売を阻止しようとする子会社に出向し潜入調査する。そこで知った真実とは・・。他の秀作でも証明済だが、作者の高い取材力により、日本の少子高齢化への不安や年金社会保障制度への不満が痛烈に描かれている。老化は病ではないし、法や倫理にどれだけ抗っても人の致死率は100%だ。人が自然淘汰に反し寿命を延ばすことが、社会や周りの人へ及ぼす負の影響を考えざるをえない。

2018/06/02

Ririka

タイトルから、盗聴しながら事件を解決していく物語だと思ってましたが、ちょっと違ってました。9歳の時に遺伝子治療を受け、聴覚が異常に発達した小春、大人になり寿命遺伝子治療薬発売を予定する会社に応募、その薬を阻止する子会社に潜入を持ちかけられる中、過去と繋がっていく過程は面白かったです。寿命が延びたらどうなるか、そして少子高齢化や年金問題、雇用などにあり得るかもと考えさせられました。

2016/04/16

ミュポトワ@猫mode

図書館本。この表紙見て思ったのは、ラノベだよなってことでした。タイトルもこれなので、漫画みたいな本だと思ってました。でも出版社が講談社だし…?マークつけて読んでみたら、社会風刺本でした!これ、絶対タイトルと表紙で損してるだろw本自体は面白かったです。文章もうまいし。若者よりも定年後の年取った人に読んでほしいなぁって思いました。少なくともいつか、親には読ませてみたいと思います。猛反発されるんだろうなぁ、きっとwあと、遺伝子組替の話もでてますが、まぁ科学者は暴走しますからねw興味の塊ですからね、科学者ってw

2019/02/04

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