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軍神の血脈 楠木正成秘伝 (講談社文庫 た 88-38)

軍神の血脈 楠木正成秘伝 (講談社文庫 た 88-38)

軍神の血脈 楠木正成秘伝 (講談社文庫 た 88-38)

作家
高田崇史
出版社
講談社
発売日
2016-03-15
ISBN
9784062933339
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軍神の血脈 楠木正成秘伝 (講談社文庫 た 88-38) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

物凄い小説に出逢った‼️軍神と崇められ、神風特攻隊などの尊国尊皇精神の基盤とされた楠木正成。これは、正成に纏わる数々の伝説から現代に連なる驚天動地の歴史&ミステリーの大傑作だ!まさにダヴィンチ・コードシリーズを彷彿させる疾走感に酔いしれた!能を見ていた歴史学者がその作品から、日本の歴史を覆す程の着想と確信を得る!その後、何者かに毒物で襲われ危篤昏睡状態に。不思議な宿題を彼から託された孫の瑠璃は、祖父を救うため宿題に秘された謎を解こうと疾走する!これ、フィクションじゃなければ相当問題作です!没頭必至‼️🙇

2019/11/24

優希

面白かったです。太平記から始まる歴史ミステリー。楠木正成が絡み、その謎に迫っていく。有名でありながら、歴史上における評価は様々な人物でしたから、その人物像を浮き上がらせていくのが興味深く読めました。現代の事件については割とあっさりとした感はありますが、歴史考察の側面は唸らされることばかりです。全てのピースがはめられていくように歴史が語られるのに引き込まれました。歴史解釈が得意であることがわかります。

2017/04/21

ちーたん

★★★★☆お気に入りさんの絶賛レビューに惹かれ読了!主人公・瑠璃の祖父・修吉は神風特攻隊の生き残り。そんな祖父はある大発見を見つけ、瑠璃に『太平記』に記される『楠木正成』の話を読むよう言い渡す。瑠璃はなかなか読みきれないのだが、ある日修吉が何者かに毒を射たれ危篤状態となってしまう!瑠璃は修吉を助けるため、歴史に詳しい元同級生の京一郎と共に祖父が解き明かした謎を追い掛ける歴史ミステリ。テンポよく進んでくのでなんとなくレベルの私でも読み進められました!でも楠木正成の事をより深く知っている方がきっと楽しめる!

2019/12/16

hnzwd

歴史の裏側を探る新シリーズ?今回は現代の東京を舞台に楠木正成の秘密に迫ります。楠木正成に纏わる伝説と太平記の矛盾から楠木正成の正体に迫りつつ、現代の事件に挑むスタイルはいつも通り。最後は現在の東京に張られた結界まで暴き出しちゃうというフルコースでした。満足。

2016/05/24

yamatoshiuruhashi

飽くまで推理小説。とは言えこのような舞台を作った作者の着想に驚く。多くのレビューに「ダ・ヴィンチ・コード」を引き合いに出されているが同じ感想を抱く。皇国史観の権化ともいわれる楠木正成に着目すると、彼の言動と死に様は一致しない。しかし、水戸光圀以来あるベクトルをもって楠木正成は捉えられてきた。しかしもし正成が別の行動をとっているのだったら、彼を師とする人々の規範の礎を大きく揺るがせることになる。さらりと読めるのだが中々面白い。権力側、反権力側に関わりなく以下に歴史は利用されやすいかが良くわかる。

2020/01/07

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