コミック版 魍魎の匣(下) (講談社文庫 き 39-136)
コミック版 魍魎の匣(下) (講談社文庫 き 39-136) / 感想・レビュー
tario
加奈子自殺未遂事件は何となく分かってたけど中禅寺さんがつまびらかにしていく事件の真相にビックリ。何回かページを戻っては確認して。姑獲鳥の夏よりこっちの方が事件とか結末が好き。
2016/05/14
十六夜(いざよい)
魍魎の匣完結。イメージを壊さない綺麗な画風で怪しさが増していた。最終巻での怒涛の展開は流石。久保の猟奇的な部分と美馬坂の人知の及ばない異質な思想が存分に出ていて、尚且つ原作に忠実なのが良かった。京極堂、関口、木場と暗いメンバーの中、唯一の天真爛漫キャラ榎木津がまたいい味出してたなぁ。さて次は狂骨へ。
2019/01/27
陽介@中四国読メの会参加中
上巻と併せて再読。初読の時は自分のキャラのイメージとの違いにばっかり気が行ってたんですが、それを踏まえた上で読み返してこのコミカライズの傑作振りに戦慄と陶酔。キャラの表情とかコマワリ、ページめくったときの演出とか、色々凄い!と思いました。原作読んでストーリー知ってる上に再読で、それでもこれだけ引き込まれると言うのは本当に傑作なんだろうなぁと思いつつ、我が目の節穴っぷりにも呆れましたが(笑)連載中の洛新婦も、先の展開の見せ方がどうなるのか楽しみ。
2016/05/25
東京湾
それでも私は、なんだか酷く、男が羨ましくなってしまった― 息つく間もなく繰り広げられる怒涛の展開、そして衝撃に次ぐ衝撃の後に、全てが繋がっていく快感。そして訪れる破滅と、物語の終り。漫画としてまず素晴らしかった。人物の表情から画としての魅せ方、何から何まで非の打ち所のない最高のコミカライズ。そして原作の魅力も寸分違わずそこに再現されていた。何度読んでも、やっぱり大好きな物語。本当に素晴らしかった。「狂骨の夢」の文庫化にも期待。
2016/05/22
あんコ
★★★★★原作の厚さを思い出すと再読する気力が…なのでコミカライズ作品で再読。志水さんの京極シリーズは原作のイメージのまんま!!絵で見るとよりその場、その場の状況とかがはっきり理解できるヾ(≧▽≦)ノ 戦後間もない東京都で、1人の女学生が列車に轢かれた…、これが切っ掛けとなって大きな事件の始まりとなり、人の縁が複雑に混ざり合う。京極堂の元でその縁が紐解かれる時…憑き物落としで分かる真実とは!! ―それでも私は、なんだか酷く、男が羨ましくなってしまった― 匣、箱、筥……ハコにまつわる…魅入られた者の物語。
2016/06/15
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